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マンションの売却を予定しているものの、どこに仲介を依頼したらよいかわからないと悩んでいませんか。
マンション売却をサポートしてくれる会社は数多く存在しており、どこに依頼すれば希望どおりの取引ができるのか判断がつかない人もいるでしょう。
そこで本記事では、マンション売却におすすめの不動産仲介会社を4社厳選して紹介します。不動産会社の選び方や売却で失敗しないコツ、マンション売却の流れなどの基礎知識もあわせて紹介するのでぜひ参考にしてください。
■この記事でわかること
・【ランキング】マンション売却におすすめな大手不動産会社3選
・【編集部おすすめ】関東で評判の良い不動産会社
・マンション売却に強い不動産会社の選び方
・信頼できる不動産会社を探すのにおすすめのツール
・マンション売却の流れや手数料
詳しくはこちら
名前 | Iさん | |
売却時期 | 2023年 | |
売却エリア | 大阪府 |
※J-Nav不動産メディアでは、ユーザーの生の声をお届けするために、商品・サービスの利用者に直接取材を行っています。
編集部:小原
目次
マンション売却でおすすめしたい不動産一括査定サイトTOP3
所有するマンションに適した不動産会社をすぐに見つけたい人は、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。
物件情報を入力するだけで、対応可能な不動産会社が表示され、一括で査定依頼することが可能です。
各不動産一括査定サイトの満足度と回答数を集計してランキングを構成したところ、TOP3は以下の3サービスでした。まず人気のサービスを利用してみたい人はぜひ参考にしてください。
本サイトでは、おすすめできる不動産一括査定サイトを調べるために、独自のアンケート調査をおこないました。アンケートの調査概要は以下のとおりです。
調査概要 | 不動産一括査定サイトに関するアンケート |
調査方法 | web調査 |
調査項目 | 利用経験のある不動産一括査定サイトの以下項目を調査 ・サイトの使いやすさについての満足度 ・対応可能な不動産会社がスムーズに見つかったかについての満足度 ・査定結果の納得度についての満足度 ・不動産会社の対応・担当者の質についての満足度 ・親族や友人にも勧めたいかどうかについての満足度 |
調査期間 | 2022/7/22~2022/8/26 |
回答数 | 308 |
また、各不動産一括査定サイトの回答数は以下のとおりです。SUUMO売却査定が39回答と最も多い結果となっています。
マンション売却でおすすめしたい不動産会社ランキング3選
全国には30万件以上の不動産業の法人があるとされており、その中から自分にあった会社を見つけるのは至難の技です。
そこで今回、マンションの売却で不動産仲介業者を探している人のため、最適な不動産会社を3社厳選して紹介します。
いずれも住宅新報調べ(2022年4月~2023年3月)によるデータでTOP3となっている業界最大手です。
取扱高や仲介件数が多い企業は販売力が高いと考えられるため、選択肢に入れておいて間違いないでしょう。
”参考:住宅新報「2022年度の売買仲介実績調査」”
それではここから、各社それぞれの特徴など見ていきましょう。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 |
社名 | 三井不動産リアルティ |
東急リバブル |
住友不動産販売 |
2022年度取扱高 | 1兆8,927億円 | 1兆5,780億円 | 1兆3,961億円 |
店舗数 | 287店舗 (2023年6月時点) |
199店舗 | 200店舗以上 (2023年10月時点) |
対応エリア | 北海道、宮城、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、広島、福岡 | 札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、兵庫、京都、福岡、海外(台湾、シンガポール、ロサンゼルス、ダラス) | 北海道、宮城、東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、愛知、岡山、広島、福岡 |
対応物件 | マンション、戸建て、土地、投資用不動産 | マンション、戸建て、オフィス、店舗 | マンション、戸建て、土地、事業用・投資用不動産 |
買取 | 買取サポートシステムあり (買取先の紹介) |
買取対応 | ステップオークションあり (買取業者への一括紹介サービス) |
公式サイト |
1位 三井不動産リアルティグループ「三井のリハウス」
画像出典元:三井のリハウス公式HP
- 業界トップクラスの不動産会社に依頼したい人
- 販売力の高さに期待する人
- 着実にマンション売却を進めたい人
三井不動産グループの三井不動産リアルティは、36年連続で売買仲介取扱件数1位の実績を誇る不動産仲介会社です。「三井のリハウス」というブランド名で知られており、他にも駐車場事業の「三井のリパーク」なども手掛けています。
三井不動産リアルティの特徴は、豊富な売却実績やノウハウを保有することにより、より相場に近い適正価格で査定してくれることです。大手ならではの販売力も生かして、早期売却が規定できるでしょう。
また、「宅地建物取引士」の営業担当者による丁寧なサポートが魅力。実績が豊富にあるからこそ、難しい案件であっても依頼しやすいでしょう。
サービス名 | 三井のリハウス |
2022年度取扱高 | 1兆8,927億円 |
仲介件数 | 41,183件 |
手数料収入 | 901億円 |
店舗数 | 287店(2023年6月時点) |
対応エリア | 全国 |
三井のリハウス利用者の口コミ・評判
30代/広島県/査定
|
40代/査定
|
50代/千葉県/売却
|
関連記事:三井のリハウスの不動産売却の口コミ・評判は?特徴やメリット・デメリットを紹介
2位 東急不動産ホールディングス「東急リバブル」
画像出典元:東急リバブル公式HP
- 東急が開発した住宅街にある物件を売りたい人
- 希望条件に基づく最適な売却プランを提案して欲しい人
東急不動産グループの東急リバブルは、首都圏(東急沿線)に強みのある不動産仲介会社です。小田急不動産や阪急不動産といった鉄道系の不動産会社と比較しても、トップクラスの規模や仲介取扱量があります。
また、仲介営業担当者のほとんどが宅地建物取引主任士であり、豊富な知識を持っていることも特徴です。ネットですぐに査定できる「スピードAI査定」を含め、さまざまなサービスを提供していることも特徴です。
東急リバブルで売却査定をおこなうことで、売却サポートページにログインが可能となります。東急リバブルが保有する売却データが詰まったページを閲覧できるだけでなく、売却活動の日々の様子まで確認することが可能です。
サービス名 | 東急リバブル |
2022年度取扱高 | 1兆5,780億円 |
仲介件数 | 28,750件 |
手数料収入 | 715億 |
店舗数 | 199店 |
対応エリア | 札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、 千葉、名古屋、大阪、兵庫、京都、福岡、 海外(台湾、シンガポール、 ロサンゼルス、ダラス) |
東急リバブル利用者の口コミ・評判
40代/宮城県/査定
|
20代/広島県/査定
|
30代/岡山県/査定
|
※口コミはクラウドソーシングサービスを用いて自社で収集
関連記事:東急リバブルの評判を徹底調査!実際の口コミやメリット・デメリットを紹介
3位 住友不動産販売「すみふの仲介ステップ」
画像出典元:すみふの仲介ステップ公式HP
- 信頼できる担当者からのマンツーマンサポートを受けたい人
- 正確な査定を受けてチャレンジ価格で売却したい人
- 実績・経験豊富な大手で安心して売却したい人
住友不動産グループの住友不動産販売は、年間取扱件数34,900件以上の実績*¹がある不動産会社です。購入相談件数は年間18.5万件*¹もあり、店舗間で情報共有されているため売却物件にピッタリの買い主を紹介してもらえます。また、各店舗に豊富な仲介実績が蓄積されており、正確な査定額を出せることも特徴です。
さらに、ホームページで担当者のプロフィールを公開しており、自ら選べることも魅力。お問い合わせから売却後のサポートまでマンツーマンの営業体制にもなっているため、安心してマンション売却を依頼できるでしょう。
公式サイトからは、各地域におけるマンション・戸建て・土地・事業用・投資用物件の購入希望者を探すこともできます。希望する間取りや専有面積、最寄り駅など細かな情報を閲覧できるため、所有する物件に需要があるのか確認可能です。
エリアに精通した経験豊富な営業担当者が多数在籍しているため、複雑な案件など幅広い案件に対応可能で、相談からアフターフォローまでしっかりサポートしてくれます。
※1 2022年度全国実績
サービス名 | すみふの仲介ステップ |
2022年度取扱高 | 1兆3,961億円 |
仲介件数 | 34,906件 |
手数料収入 | 725億円 |
店舗数 | 200店以上(2023年10月時点) |
対応エリア | 全国 |
住友不動産販売利用者の口コミ・評判
30代/大阪府/売却
|
20代/千葉県県/売却
|
50代/福井県/査定
|
関連記事:住友不動産販売の口コミ・評判は?特徴やメリット・デメリットを解説!
大手3社にまとめて査定依頼するなら「すまいValue」がおすすめ
- 取引数や売上高の多い厳選された6社に依頼したい人
- 認知度の高い大手企業に査定を依頼したい人
- 売却後の手厚いサポートを受けたい人
「すまいValue」を利用すると本記事で紹介した大手不動産会社3社に一括査定依頼が可能です。1社ずつに査定依頼をするには、情報入力や連絡に手間がかかるため、手軽に査定依頼したい人に向いています。
本記事で紹介した「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」を含めた大手不動産会社6社に依頼できるため、はじめて売却を経験する人にとっても安心して依頼できるといえるでしょう。
関連記事:すまいValue(バリュー)の評判を徹底調査!リアルな口コミやメリット・デメリットを解説
【編集部おすすめ】関東で評判の良い不動産会社
ここからは、東京近郊を中心に充実したサービスを展開している地域密着型企業を紹介します。
大手にはない強みを持った不動産会社として、編集部がおすすめする人気の中小企業です。
強み | 囲い込みリスクがない |
社名 | SRE不動産 |
店舗数 | 7店舗 |
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、 大阪、兵庫、京都、奈良 |
対応物件 | マンション(区分・一棟)、戸建て、土地、駐車場、収益用不動産 |
買取 | 買取保証サービス |
公式サイト |
SREホールディングス「SRE不動産」
画像出典元:SRE不動産公式HP
- 業者の囲い込みが不安な人
- 精度の高いレポートでマンション相場をチェックしたい人
SRE不動産は、関東・近畿地方を中心に不動産仲介事業を展開する不動産会社ですが、主要株主は大手ソニーグループの傘下です。
売主・買主それぞれに別のエージェントが担当につく片手仲介が基本のため、両手仲介で起こりがちな囲い込みの心配がありません。
また、ソニー開発の精度の高いAIレポートを活用できるのも強みです。
エリアごとのマンションの推定価格や賃料ランキング、築年数や間取りに応じた最新の相場を把握できるため、売却だけでなく投資・資産運用も視野に入れた利用にもおすすめです。
サービス名 | SRE不動産 |
店舗数 | 7店 |
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、 大阪、兵庫、京都、奈良 |
関連記事:SRE不動産の評判を徹底調査!実際の口コミやメリット・デメリットを紹介
マンション売却に強い仲介業者の選び方
マンション売却を依頼する不動産会社を選定する際は、以下のポイントをおさえておきましょう。
- マンション売却の実績の多さ
- 提供されているサービスの内容
- 依頼先のマンション売却に関する口コミ
- 査定価格の妥当性
- 不動産会社の担当者との相性
マンション売却の実績の多さ
マンション売却の実績をチェックしてから、不動産会社を選ぶことは重要です。他社よりも実績が豊富にあれば、難しい案件でも対応できる可能性が高いので、安心してマンション売却を依頼できるためです。実績は、不動産会社のホームページなどで確認できます。
また、不動産会社ごとに売却の得意分野が異なるため、その点も必ず確認しておきましょう。戸建てを得意としている会社に依頼した場合は、マンションを高値かつスムーズに売却できるとは限りません。
不動産会社の営業年数が長い場合は、豊富な実績を持っている傾向にあるため、営業年数をチェックすることもおすすめです。宅地建物取引業の免許番号にある()内の数字が大きいほど営業年数が長いため、ホームページで確認するとよいでしょう。
関連記事:【2023年】不動産仲介の売買実績ランキングTOP10!信頼できる大手不動産会社の特徴を徹底比較
提供されているサービスの内容
不動産会社が提供しているサービスの内容も、選ぶ前にチェックすべきです。質の高いサービスがあれば、マンションが売れやすくなるためです。
例えば、プロが家の中を掃除するハウスクリーニングや、専門家によって家の隅々までチェックするインスペクションなどがあれば、購入希望者にとって安心して買えるマンションといえます。
会社によって独自サービスがあるため、依頼する前にサービス内容を確認しておきましょう。
不動産会社のマンション売却に関する口コミ
不動産会社に対する口コミも、チェックすることをおすすめします。口コミは、依頼先のマンション売却に関する良い部分だけではなく、悪い部分も見えるためです。
公式ホームページでは、不動産会社の良い点しか見えづらく、マンション売却に対する正しい評価がわかりません。悪い点までチェックするためには、口コミや評判を参考にしてください。
査定価格の妥当性
マンションの査定価格が妥当なものか確認することも、不動産会社選びには欠かせません。会社によって独自の基準があり、同じマンションであっても査定価格は変わるからです。
査定価格を算出した根拠を質問しても納得できる回答を得られない場合は、顧客確保のために相場より高額にしている可能性もあるため注意が必要です。
明確な根拠があり妥当な価格であれば、その価格で売り出しても売買が成立しやすいでしょう。また、マンションがどれくらいの価格なのか自分で調べておくことも重要です。
不動産会社の担当者との相性
不動産会社の担当者と相性が合うのかも、確認すべきポイントです。マンション売却の成否は担当者の影響力が大きいため、うまくコミュニケーションが取れないと、スムーズな売却活動ができないかもしれません。
担当者と実際に話してみて、説明はわかりやすいか、売主の要望を汲み取った提案をしてくれるかなどを確認し、担当者の対応力を図りましょう。
はじめてのマンション売却は大手がおすすめ
はじめてのマンション売却で右も左もわからない人や、どうしても業者を決めきれない人には、対応地域が広くサービスも充実した大手がおすすめです。
大手不動産会社に仲介を依頼するメリットを考えてみましょう。
購入希望者を多く抱える傾向
マンション市場は流動性が高く、タイミングを逃せば大損してしまう可能性もあります。
そのため、なるべく多くの購入希望者の目に触れるきっかけを作れる、対応地域の広い大手企業のほうが有利といえます。
各不動産会社の公式サイトでは地域ごとの購入希望者数を閲覧できるケースもあります。売りたいマンションの所有エリアにニーズがあるのかチェックしてみましょう。
取引実績が多くノウハウがある
マンションの立地は比較的都心部に多いため、限られた土地に特化した地域密着型企業よりも、全国都心部のネットワークに強い大手のほうが実績が豊富な傾向にあります。
多数の取引データを保有していることから、相場感が磨かれ、売却ノウハウにも期待できます。
相場から大きく離れた金額で売り出してしまえば、購入希望者が現れないどころか相場より安い価格で販売してそうしてしまうケースもあるため、マンションの取引実績は非常に重要な比較ポイントといえるでしょう。
サポートが充実している
マンション売却で大手不動産会社がおすすめな理由として、サポートが充実している点も挙げられます。中古マンションの売買をおこなう場合、売却後に欠陥が見つかることも少なくありません。
物件の引き渡し後に見つかった欠陥に関しては、売り主が責任を負う必要(契約不適合責任)があり、個人間での売買では、3か月以内に受けた請求を引き受けることとなります。
しかし、サポートが充実している大手不動産会社の場合、売却後の建物に関する保証がついていることが多いです。以下は大手3社で受けられるサポートです。
サポート名 | 保証期間 | 保証上限金額 | |
三井のリハウス | 建物チェック&サポートサービス | 3ヵ月 | 500万円 |
東急リバブル | 建物保証 | 最長2年間 | 500万円 |
住友不動産販売 | 建物補修 | 最長2年間 | 500万円 |
売り主に問われる責任は3ヶ月のため、どの不動産会社でも最大500万円の保証がされていることがわかります。ただし、詳細条件やその他のサポートも用意されているため、各社の公式ホームページをよく確認しておくことが大切です。
信頼できる業者を探すなら不動産一括査定サイトがおすすめ
マンション売却をするうえで不動産会社の厳選が必要となりますが、自分1人で複数会社と連絡を取るのは大きな負担になると考えられます。時間がかかりスムーズな売却が行えない可能性が大きく、最終的に妥協した売却になる可能性も少なくありません。
そこで便利なのが不動産一括査定サイトです。ここからは不動産一括査定サイトを利用するメリットとおすすめサービスについて紹介します。
不動産一括査定サイトを利用するメリット
不動産一括査定サイトを利用するメリットは以下の3つです。
- 手間をかけずに複数社へ査定依頼できる
- 査定サイトが厳選した企業にのみ依頼できる
- 所有する物件種類やエリアにあわせた不動産会社に依頼できる
サイトによって同時に依頼できる数に限度がありますが、おおよそ5社に依頼することが可能です。物件情報を入力するだけで、複数会社に同時査定依頼をすることができ、手間なく複数会社からの査定価格を比較検討できます。
自分の希望にあった不動産会社を見つけられる可能性が高まり、スムーズな売却活動を実現できるでしょう。
「顧客満足度の高い」不動産一括査定サイトTOP3
※顧客満足度のアンケート調査概要はこちら
関連記事:不動産一括査定サイトのおすすめランキング!不動産売却におすすめの人気16選を比較し選び方を紹介【2022年最新】
マンション売却で不動産会社の厳選が必要な理由
不動産会社によって売却価格に差が出る
不動産会社を厳選することで、マンションの売却価格を上げられる可能性があります。そもそも不動産の売却価格に定価はなく、不動産会社の担当者の営業力や交渉力で大きな差が出るためです。
実績豊富な不動産会社や優秀な担当者に依頼すれば、高額売却を目指せるでしょう。少しでも高額で売却したい場合は、入念に不動産会社を選ぶことが大切です。
顧客の多さで売却スピードに影響が出る
しっかりと不動産会社を選ばなければ、マンションを早く売ることは難しいです。早めにマンションを売却して資金を増やしたい場合は、利用者が多い不動産会社を選ぶとよいでしょう。
利用者が多い不動産会社は、マンション購入希望者を多数抱えている可能性があるため、すぐに売却が成立するかもしれません。また顧客が多い会社は、実績豊富な担当者が多い傾向にあるため、スピーディーな売却を目指すことが可能です。
優良な不動産会社を選ぶと売却時のトラブルが軽減
マンション売却におけるトラブルを回避するためにも、不動産会社を厳選することは重要です。マンション売却では、以下のようなトラブル事例が見られます。
- 仲介手数料を違法に請求される
- 必要のない広告費の支払いがある
- 重要事項の説明がない
マンション売却のさまざまな手続きは不動産会社がおこないますが、トラブルが発生した場合は、不動産会社側の悪意や手違いであることがほとんどです。優良な不動産会社を選ぶことで、売却時のトラブルを軽減できるでしょう。
マンション売却の基本
マンション売却を本格的に始める前に、査定方法や流れ、必要費用を把握しておくことでスムーズに進められます。ここでは、マンション売却の基礎知識を紹介します。
マンションの価格を調べる4つの方法
マンションの価格相場を調べる方法は、以下の4種類あります。
査定方法 | 特徴 |
机上査定 | ・Web上でデータを入力するだけで査定依頼できる ・似た条件のマンションの取引事例を元に算出している |
訪問査定 | ・担当者がマンションを見に来て推定価格を出す ・より正確な査定額を把握できる |
匿名査定 | ・個人情報を入力せず、匿名で査定できる ・査定後、営業の電話やメールがない |
AI査定 | ・AIによって査定額を導き出す ・すぐに大まかな売却相場がわかる |
どの方法でも査定金額がわかりますが、すでに売却意思が固まっているなら、担当者と直接やり取りできて正確な金額を把握できる訪問査定がおすすめです。気軽に査定依頼を出したい場合は、机上査定やAI査定など、他の査定方法を利用しましょう。
関連記事:不動産査定を匿名でする方法とは?おすすめサービスや依頼時の注意点を解説
関連記事:マンション査定はAI(自動)でできる?おすすめサイトやメリット・デメリットを解説
マンションの売却活動における流れ
マンション売却の流れは、以下のとおりです。
- 査定を受けて不動産会社を選定する
- 売却活動をスタートする
- 内覧希望者の対応
- 買主と売買契約を結ぶ
- 決済と引き渡し
マンション売却が完結するまでには、一般的に4~6ヶ月程度かかります。すぐに売れるとは限らないため、早めに準備しておくとよいでしょう。
関連記事:不動産売却の流れとは?必要書類や契約方法など7つのステップで解説
マンション売却にかかる手数料・税金
マンション売却ではさまざまな費用がかかるため、売れたお金がすべて手元に残るわけではありません。ローンが残っていると想定したマンション売却に必要な費用は、以下の通りです。
必要費用 | 費用目安 | 用途 |
印紙税 | 1,000〜数万円 (売却金額により異なる) |
売買契約書の作成 |
仲介手数料 | 売却価格×3%+6万円+消費税 | 不動産会社への報酬 |
ローンの繰上返済費用 | 1万~3万円 | ローンを一括返済するための費用 |
登記費用 | 5,000~2万円程度 (司法書士へ依頼する場合) |
名義変更 |
譲渡所得税 | 利益×税率(所得税・住民税) | 売却で得た利益に対してかかる税金 |
書類の取得費用 | 1部で数百円 | 印鑑証明書や住民票などの取得 |
こうした費用は、マンションを売却した金額の5〜7%程度かかります。資金不足にならないように、事前にどれぐらいになるのか試算しておくと安心です。
マンションを高く・早く売るコツ
最新のマンションの相場を調べる
マンション売却を成功させるためには、最新の相場を調べておくことが大切です。相場を把握しておけば、不動産会社による査定額が妥当なのか判断でき、騙されるリスクが減ります。
最新の相場を調べる際は、不動産の一括査定サイトがおすすめです。一括査定サイトは、手間なく複数社に査定依頼を出せるため、相場を把握するのに役立ちます。各会社の査定額を比較して、優良な会社にマンション売却を依頼しましょう。
マンション売却に最適な時期を狙う
一般的に流動性が高く、戸建てなどに比べれば買い手の付きやすいマンションですが、より高く・早く売却するには需要がもっとも高い時期を狙うことがポイントです。
マンションが売れやすいとされる時期は、新生活が始まる1〜3月といわれています。
ただし、マンションは築年数によって資産価値の下落幅が大きくなるため、築古物件の場合は売れやすい時期を待つよりもすぐに販売活動を始めたほうが良い可能性もあります。不動産会社とよく相談し、自身にとってのベストなタイミングを見極めましょう。
マンション売却しやすい媒介契約を選ぶ
不動産会社と結ぶ媒介契約には種類があり、自分に合ったものを選ぶことも重要です。各媒介契約の特徴は、以下の通りです。
媒介契約の種類 | メリット | デメリット |
一般媒介契約 | ・複数の不動産会社に依頼できる ・買主を自分で見つけられる |
・買主を探すのに時間がかかる ・人気物件でなければ、 会社は販売活動に消極的になる |
専任媒介契約 | ・買主を自分で見つけられる ・仲介の実施状況の報告がある |
・1社としか契約できない ・囲い込みのリスクがある |
専属専任媒介契約 | ・仲介の実施状況の報告がある ・不動産会社の手厚いサポートを受けやすい |
・1社としか契約できない ・自分で買主を見つけられない |
早めに売りたい場合は「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」、時間をかけてより良い条件で売りたい場合は「一般媒介契約」がおすすめです。
リフォームするなら担当者と相談してから
マンションをリフォームして売りたい場合は、事前に担当者と相談しましょう。マンションの売却は、事前にリフォームしてその費用を売り出し価格に上乗せしても、売れやすくなるわけではありません。
できるだけ早めに売りたい場合はリフォームしないほうがよいですが、担当者に相談して確固たる戦略があるなら検討してみましょう。
マンションの内覧前に室内の掃除
購入希望者による内覧の前に、マンション内をしっかりと掃除しておくことも、売却を成功させるコツです。見た目をきれいにし、整理整頓して室内を広く見せた部屋は、好印象を与えられるためです。
掃除するだけではなく、臭い対策をしたり部屋を明るくしたりすることで、より良い印象を与えられるでしょう。
ホームインスペクションをおこなう
ホームインスペクションとは住宅診断のことを指し、建築士が第三者の立場から住宅の劣化状況や欠陥の有無、回収の必要時期などを調査します。
不動産売買をおこなう際に実施されることが多く、住宅の売り出し前に実施することで、住宅に欠陥がないことをアピールすることができます。
ホームインスペクションを依頼するには5万円~10万円ほどの費用が必要となりますが、希望価格での売却や短期間での売却が実現しやすくなるでしょう。
ホームステージングをおこなう
ホームステージングとは、家具や証明、小物などを設置しておくことで、部屋を魅力的に見せる取り組みを指します。購入希望者が内覧をする際に、モデルルームのように準備しておくことで、より購入の可能性が高まると考えられます。
特にマンションのように、同じような物件が複数ある場合は、ホームステージングをおこなっておくことで、売却期間を短くすることも可能です。
費用は数万円から数十万円と幅広くなるため、迷った場合は不動産会社の担当者と相談してみるとよいでしょう。
できるだけ必要な書類を集めておく
査定前に必要書類を集めておくことでスムーズな売却が行えるとともに、詳細な情報を知ることで査定価格が上がる可能性があります。具体的に準備しておくとよい書類は以下のとおりです。
- 登記簿謄本
- 公図
- 不動産購入時の売買契約書
- 建物の図面や測量図
- 身分証明書
- 印鑑証明書
- 登記権利証または登記識別情報
- 固定資産税の納税通知書
- リフォームの見積もり書など
上記の書類はあくまでも目安のため、所有していなくても査定依頼をすることは可能です。心配な場合は早めに不動産会社に伝えて、用意すべき書類を尋ねておくとよいでしょう。
関連記事:不動産売却の必要書類は?タイミングごとに揃えるべき書類や取得方法を解説
マンション売却に時間がかかる場合は買取を検討
マンション売却は、不動産会社に仲介してもらい買主を探すのが一般的ですが、買取という方法で、不動産会社に直接買い取ってもらう方法もあります。
「すぐに売りたいけど、早期売却はできそうにない」というマンションの場合におすすめで、比較的短期間での売却が可能です。早ければ数日で売却できるケースもあり、不動産会社による仲介が発生していないため、仲介手数料は0円となります。
しかし、売却価格が通常の7~8割と低くなることが多いため、価格よりも売却期間を重視する人におすすめの方法です。
【インタビュー】マンション売却の経験者にお話を聞いてみました!
マンションを売却しようと思ったきっかけは何ですか?
査定依頼をする不動産会社はどのように見つけましたか?
A.賃貸管理を依頼していた会社の系列会社
B.現在の住まいを購入した会社
最終的にお願いしたのはBの会社です。
マンションの売却をする際に不動産一括査定サイトは利用されましたか?
最終的に売却活動を任せる会社を決定する上で、どのような点を重視しましたか?
実際にマンション売却を経験してみて、難しいと感じたポイント、意外と簡単だった点などありましたか?
「2回程度の値下げ交渉」を覚悟していましたが、想定外にスムーズでした。買い主が海外の方で、売却決定後の手続きややりとりが少し難しかったです。あと個人的に少し知り合いの方(不動産投資をやっていると知らなかった)から売り出し直後に連絡があり、「自分の会社で買いたかった」と言われて困りました。
これから売却考えている人にどのようなアドバイスができますか?
まとめ
マンション売却を依頼する不動産会社を選ぶ際は、実績の多さやサービス内容、口コミなどを確認することが重要です。また、マンションの査定価格の妥当性や不動産会社の担当者との相性もチェックしましょう。
依頼先を慎重に厳選することで、マンションの売却価格に差が生じたり売却スピードに影響が出たり、売却時にトラブルが発生したりするなどのリスクを軽減できます。
また、マンション売却で失敗しないためには、相場を不動産一括査定サイトなどで調べたり、自分が売却をしやすい媒介契約を選んだりすることも大切です。マンションの内覧前に室内の掃除をすることも無視できません。
さまざまなポイントを押さえたうえで、おすすめの不動産会社でマンション売却を進めましょう。