三井のリハウスの不動産売却の口コミ・評判は?特徴やメリット・デメリットを紹介

不動産の売却をするために仲介の不動産会社を探しているなかで、三井のリハウスの名前を見つけた人も多いのではないでしょうか。

大手ならではの知名度と公式情報の充実度はトップクラスですが、実際に相談しようと思うと「信頼できる?」「自分の希望に合うかな?」と気になることもあるでしょう。

そこでこの記事では、三井のリハウスを実際に利用した人のリアルな口コミ・評判を紹介します。特徴・メリット・デメリットなど、よいところだけではなく自分に合うかどうか判断するために欠かせない情報も解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 三井のリハウス利用者の評判
  • 三井のリハウスならではの特徴やメリット
  • 三井のリハウス以外の大手企業との違い
  • 三井のリハウスの売却する流れ

目次

不動産仲介会社の売買実績ランキングTOP3

仲介の依頼先は実績重視で選びたい人向けに、不動産流通推進センターより発表された、売買実績の多い不動産仲介会社を3社紹介します。

\1位/ \2位/ \3位/
サービス 1位:三井のリハウス 2位:東急リバブル 3位:住友不動産販売
詳細

関連記事:【2024年】不動産仲介の売買実績ランキングTOP10!信頼できる大手不動産会社の特徴を徹底比較

この記事のインタビュー協力者

レビュアー Sさん 名前 Sさん
物件種別 戸建て
物件エリア 神奈川県
査定時期 2020年

※J-Nav不動産メディアでは、ユーザーの生の声をお届けするために、商品・サービスの利用者に直接取材を行っています。

編集部:小原

本記事では、不動産査定の実態を知るために、査定経験のある方にインタビューを実施しました。

インタビュー内容はこちら

三井のリハウスのリアルな口コミ・評判を紹介

サービスを利用すべきか迷った際は、利用経験者のリアルな口コミや評判を知ることが一番の指標となります。そこでここからは、三井のリハウスで不動産売買の経験があるユーザーのリアルな声を紹介します。

良い口コミ・悪い口コミの両方を紹介するので、三井のリハウスを利用するうえでの判断材料として活用してください。

以下は三井のリハウスのアンケート結果の総評です。

三井のリハウスの総評
担当者の対応品質
(4.0)
企業の信頼性
(4.5)
サービスのスピード感
(4.0)
査定価格の満足度
(4.0)
総合評価
(4.0)

三井のリハウスの良い口コミ・評判

三井のリハウスの良い口コミとして、以下のようなものがありました。

東京都/査定
  • 対応スピードが早く地元の情報にも強い
    地域に根付いた情報を的確に把握しており、こちらの要望に対して迅速な対応を取ってくださいました。
売却/北海道
  • 大手ならではのブランド力と信頼度
    三井系のマンションの売却でしたので、ブランドと信頼感があった点でしょうか。また売却のためのネットワークにも期待していました。
茨城県/売却
  • 大手不動産会社の安心感がある
    大手の不動産販売会社さんなので安心感がありました。担当の方も対応が良く好感が持てました。
男性/広島県
  • 売却までのスピードが早く満足
    担当の方のサポートがとにかく丁寧でしたし、依頼から売却までが2ヶ月もかからなく大変迅速で満足でした。
売却/大阪府
  • サポートが充実しており気楽に売却できた
    三井のリハウスの良い点は、「サポート体制が整っていた」ところです。不動産の売却には、面倒な手続きや作業が多いのですが、「 360°サポート」というサービスがあり、売主にかかってくる面倒な手続きや作業をスタッフが代わってやってくれるので、とても楽に売却することができました。
購入/東京都
  • ガツガツした営業がなかった
    大手不動産会社のため、ガツガツした営業スタイルではないところが良いと感じました。
査定/岡山県
  • 丁寧でわかりやすいサポートを受けられた
    業界特有の横文字の使用を極力抑えたビギナーにわかりやすい丁寧な説明がありました。安心して使用できて良かったです。しつこい営業がなく、断る面倒もなく使用できて良かったです。
査定/東京都
  • スピード感に驚き
    比較検討サイトから一括査定依頼をポチしてから、数分で初回電話がかかってきましたが、他大手・準大手を含めた5社の中でも、圧倒的な速さでした。あのスピード感で営業が動いている部分は、さすが大手だなという印象です。
購入/東京都
  • 信頼できる担当者が多い
    信頼できる営業担当が数多く在籍している点です。営業のチームで対応してくれるので、担当者が分からないことも上席の方がフォローしてくれたりと、担当の良し悪しを気にしなくても良かったです。
東京都/購入
  • 希望通りの物件をスムーズに購入できた
    1人営業担当がつきましたが、我が家の希望の家を汲み取り探してくれました。的外れな物件を紹介されることはなく、希望をよく汲み取ってくれていることを感じました。購入が決まった後も段取り良くテキパキとこなしてくださり安心感がありました。
評価されているポイント
  • 大手不動産会社であることの信頼度・安心感
  • 査定から売買までのスピード感
  • 信頼度が高く親身になってくれる担当者が多い

三井のリハウスの悪い口コミ・評判

また、三井のリハウスの悪い口コミとして、以下のようなものがあります。

売却/千葉県
  • 仲介手数料が高かった
    売却までの期間は短期間ではありましたが、手数料は高いと感じました。
査定/兵庫県
  • 思った以上の査定額とはならなかった
    査定が思ったより高くはありませんでしたが、標準的だそうで三井さんに限らずなのでしかたはありません。
売却/茨城県
  • 査定価格が他より低かった
    査定価格が他社の不動産販売会社さんよりも低めに設定されてしまったところです。
購入/東京都
  • 仲介手数料が満額だった
    仲介手数料が満額でかかるため、もう少し融通が効くと良いなと思います。
売却/東栃木県
  • 担当者によって対応が変わる
    営業マンには親切な人と横柄な人がいる。こちらの立場に立ってくれず、気持ちを考えられないため、やたらとせかされた人がいた。若い人は横柄な印象がある。
査定/茨城県
  • 担当者が急に変更された
    営業部門がチーム体制で運営されているので、前もっての連絡もなく担当者が変更された。
査定/茨城県
  • 割引やキャンペーンがない
    担当のエリアが都市周辺で、郊外の物件は少なかったです。また他の業者さんがうたっている、割引キャンペーンなども実施していません。ので欲しいです
査定/神奈川県
  • 事務所が分散しており足を運ぶのが大変
    宣伝で有名でしたがとても低姿勢で真摯に対応して頂きました。事務所が分散していて選ぶところが大変なことくらいです。
いまいちと感じたポイント
  • 仲介手数料の値引きがない
  • 査定価格が期待以上の値段とはならなかった
  • エリアに寄っては店舗までが遠い

口コミからわかった「三井のリハウス」をおすすめできる人

三井のリハウスの口コミ・評判を確認すると、「大手不動産会社だからこその安心感や信頼感があった」「査定や売却のスピードが早くサポートも丁寧」という声が見られました。

売買実績が多く歴史の長い不動産会社であるからこそ、安心感や高い販売力があると考えられます。そのため、不動産売買が初めてで手厚いサポートを受けたい人や、信頼して任せられる不動産会社に依頼したいという人におすすめできるでしょう。

一方で、「仲介手数料が高かった」「査定額が思っていたより低かった」というネガティブの意見も見られます。大手企業だからこそ融通が効かないことも考えられるため、値引きなどの費用面よりもサービスの質に期待する人におすすめできるといえます。

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三井のリハウスとは?特徴や他サービスとの違いを解説

画像出典元:三井のリハウス公式HP

ここではあらためて、三井のリハウスの主な特徴と他のサービスと比較したときの大きな違いを見ていきましょう。

三井のリハウスの特徴

運営会社名 三井不動産リアルティ株式会社
本社所在地 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング 9階
設立日 昭和44年(1969)7月
資本金 200億円
店舗数 291店舗(2023年10月時点)
取扱高 1兆9,184億円

三井のリハウスは、不動産業大手の三井不動産リアルティグループが展開するサービスの1つです。三井不動産リアルティは不動産の仲介売買・駐車場運営・カーシェアリング・不動産コンサルティングなど幅広い事業を手がけています。

三井不動産リアルティグループとしての全国売買仲介取扱物件数は1986年~2021年の36年連続で1位を獲得、1975年以来の累積取扱件数は100万件を突破しており実績は豊富です。さまざまな地域・種類の物件を売買するノウハウを蓄積していることが特徴として挙げられます。

また、三井のリハウス単体としては2023年10月時点で291もの店舗数を誇り、地域に根ざしたきめ細やかなサービスと迅速な情報提供を可能としているのが大きな特徴です。

三井のリハウスのサービス内容

三井不動産リアルティが運営する三井のリハウスでは、顧客一人一人のニーズに沿った不動産取引をモットーとしており、具体的に以下4つのサービスを展開しています。

  • 売りたい:不動産売却
  • 買いたい:不動産購入
  • 貸したい:賃貸経営サポート
  • 借りたい:賃借人

不動産取引と一概にいっても、売る、買う、貸す、借りる、など様々なニーズが存在します。不動産取引は人生で数少ないイベントになると考えるため、どのような手続きを進めるべきか迷うことも少なくありません。

三井のリハウスはそういったニーズと悩みや不安に寄り添って、顧客の立場から選択肢を見つけ出しやすいよう工夫が施されています。公式サイトのトップページからそれぞれを簡単に選択できるようになっているため、初心者の人でも利用しやすいでしょう。

三井のリハウスと他サービスを比較

同じく大手サービスの「東急リバブル」「住友不動産販売」と各項目を比較してみましょう。

比較項目 三井のリハウス 東急リバブル 住友不動産販売
2022年度
取扱高
1兆9,184億円 1兆8,213億円 1兆3961億円
2022年度取扱件数 39,106件 29,577件 34,906件
店舗数 291店舗
219店舗 (※2024年2月時点) 200以上
買取保証 なし あり なし
対応エリア 全国 札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、兵庫、京都、福岡、海外(台湾、シンガポール、ロサンゼルス、ダラス) 全国
公式サイト

対応物件に大きな違いはなく、いずれも全国対応です。違いが顕著なのは取扱高と店舗数で、どちらも三井のリハウスが高い数字を示しています。

不動産の売買をするときは不動産会社に足を運ぶ機会が多いため、店舗が近隣にある不動産会社を選ぶのがおすすめです。三井のリハウスは店舗数が多いことから、近隣に店舗がある可能性が高いといえるでしょう。

また、取扱高が高いということは取り扱い物件数が多い、あるいは1件ずつの売買価格が高いことを期待できるため、実績とノウハウの蓄積があると考えられます。

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三井のリハウスの5つのメリット

三井のリハウスの5つのメリット

特徴がわかったところで、三井のリハウスが自分に合うかどうかを判断するためにメリット・デメリットを見ていきましょう。まずは主なメリットとして、次の4つを解説します。

  • 不動産大手のノウハウが活かされている
  • 売り主と買い主の両者に向けた360°サポート
  • 幅広い売却活動により早期売却に繋がる
  • 仲介担当者が宅地建物取引士の資格を保有
  • 不動産一括査定サイトからも依頼可能

①不動産大手のノウハウが活かされている

運営会社の三井不動産リアルティは1975年の売買仲介業務開始以来、累計100万件を突破する物件数を取り扱ってきました。1986年から2021年まで36年連続で1位の取扱件数を誇り、その膨大な情報量に基づく、不動産売買仲介のノウハウが活かされています。

なお、運営会社が手がける業務は個人向け不動産仲介事業だけではありません。法人向け不動産仲介事業、駐車場事業、カーシェアリングのほか、デューデリジェンス(詳細調査)や不動産鑑定評価業務、保険の代理店業務などをおこなっています。

そのため、三井のリハウスに不動産売買を相談すると、売買仲介に限定しない大手ならではのフルサポートを受けられるのが魅力です。詳しくは次の項目を見てみましょう。

②売り主と買い主の両者に向けた360°サポート

先述の通り、三井のリハウスは運営会社が手がける業務が多く、売買仲介に直接の関係がないことまで守備範囲が広いため、サポートが手厚いことが魅力です。取引前だけでなく取引後も売り主と買い主をサポートします。具体的な内容は次の通りです。

項目 売り主サポート期間 買い主サポート期間 サポートの内容
設備調査 物件引き渡し後7日間 物件引き渡し後8日目~2年目 物件に付属している住宅設備40項目(エアコン、給湯器など)の動作確認。
設備修理 物件引き渡し後7日間 物件引き渡し後8日目~2年目 物件引き渡し後に故障した住宅設備において、メーカー保証に準じた修理費用を、1作業あたり最大20万円(税別)まで三井のリハウスが負担。
緊急
駆け付け
物件引き渡し後2年間 物件引き渡し後2年間 24時間365日駆け付けるサービス。水回りやカギのトラブルなど、60分以内でおこなえる点検や処置といったサポートを無料で受けられる。
建物調査 物件引き渡し後3ヶ月間 物件引き渡し後4ヶ月目以降~1年9ヶ月間 雨漏り、木部の腐食、シロアリ、給排水管などの故障の目視調査
建物補修 物件引き渡し後3ヶ月間 物件引き渡し後4ヶ月目以降~1年9ヶ月間 建物調査結果をもとに、物件引き渡し後に判明した不具合への補修・駆除費用を2年間最大500万円(税別)まで三井のリハウスが負担。

対象物件の条件(築年数や物件種別など)はサポート内容によって違いがありますが、物件引き渡し後も長期間にわたってサポートを受けられるのが魅力です。

また、有償サポートではありますが、次のような内容の相談も可能です。

  • 土地調査(液状化リスク、土壌汚染など)
  • リフォームの提案・施工・アフターフォロー
  • 住宅設備のメンテナンス(ハウスクリーニング、定期修繕など)
  • 引越し
  • インテリアのコーディネートから販売
  • 住まいの保険の提案
  • 三井のリハウスが提携している税理士に相談できる「相続サポート」
  • シニア向けローンの紹介、老後資金シミュレーションレポートといった「シニアデザイン」サービス

不動産売買のタイミングで気になることやサポートしてほしいことが多数ある場合は、三井のリハウスの担当者に相談してみましょう。多種多様なサポートのなかから、合致するものを提案してくれるはずです。

③幅広い売却活動により早期売却に繋がる

大手ならではの販路と広告宣伝力で、買い主候補を迅速に見つけ出せるのが三井のリハウスの大きなメリットです。具体的には次のような売却活動が提示されます。

  • 三井のリハウスが抱える見込み客の紹介
  • 人気不動産ポータルサイト(SUUMO、athomeなど)への掲載
  • 新聞折込広告、ポスティング広告
  • オープンハウスや現地販売会などの開催
  • パノラマ画像による内観の掲載
  • CG技術を用いたバーチャルステージング(家具などを合成し部屋の雰囲気を伝える)

三井のリハウスは全国規模で見込み客を抱えているため、その情報のなかから迅速に買い主候補を紹介してくれる可能性があります。一般的な売り出しをする期間を省けるため、早期売却したい人にはメリットとなるでしょう。

なお、2020年度の実績では三井のリハウスが抱える見込み客(年間の購入希望者数)が171,616件ありました。

その他、人気不動産ポータルサイトへの掲載やチラシによる広告、購入希望者に物件の魅力を伝えやすい表現手法を駆使してPRすることで、多くの購入希望者に物件情報を伝えます。

これらの売却活動の結果、2021年度の成約実績では75%が3ヶ月以内で売却を成立させています。

④仲介担当者が宅地建物取引士の資格を保有

三井のリハウスの仲介担当者は、全員が宅地建物取引士という国家資格を保有しています。

なお、不動産売買仲介をおこなう場合、従事者5人に1人の割合で宅地建物取引士の資格があればよいため、全員が資格を保有する義務はありません。つまり、三井のリハウスならではの大きなメリットといえるでしょう。

宅地建物取引士の資格があるということは、不動産取引の専門家であると示すことに加え、不動産取引における重要事項の説明をすることが許されている担当者であることも示しています。逆にいえば、宅地建物取引士の資格を有していない担当者は、重要事項の説明までは担当できないということです。

三井のリハウスなら、担当者が不動産取引の専門家であることが明らかであり、重要事項の説明も担当者が一貫しておこなえるほか、専門知識を含めたきめ細やかなサポートを受けられるでしょう。

⑤不動産一括査定サイトからも依頼可能

三井のリハウスは、不動産一括査定サイトである「すまいValue」に参画しているため、他の不動産会社と同時に売却価格の査定を受けることができます。

不動産一括査定サイトは複数の不動産会社に物件の売却価格の査定を依頼することができるインターネット上のサービスで、相場感を掴む上でとても便利なサービスです。その中でもすまいValueは大手不動産会社のみに依頼できる不動産一括査定サイトであり、大手の視点での査定額を計ることのできる数少ないサービスとなっています。

三井のリハウスはすまいValue以外の一括査定サイトに参画していないため、三井のリハウスを利用しつつ他の不動産会社の査定も利用して相場感を掴みたい人は、すまいValueの不動産一括査定をおすすめします。

関連記事:すまいValue(バリュー)の評判を徹底調査!リアルな口コミやメリット・デメリットを解説

関連記事:不動産一括査定サイトおすすめランキング16選を比較【2024年】売却の体験談を掲載!人気サイトの評判や選び方も

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X(旧Twitter)での口コミも紹介

マンション売却の話。最大手は三井のリハウスさんらしくて、今週のドタバタの中で夫が何故かリスケせず査定に来られたらしい(気づかなかった)。

10年住んでるわが家、購入価格+3000位ですぐ売れるって言われたんだけど胸熱すぎない?持ってて良かった分譲マンション!

きゃん☺︎@フルタイムWM

査定結果は住友不動産3980万、三井のリハウス4480万。
自分の考えでは4500万前後だった。
不動産投資家の先輩の話では三井のリハウスは、査定が的確と聞いていたが、考えが合い信頼が増した。

ラッド

三井のリハウスの3つのデメリット

三井のリハウスの3つのデメリット

三井のリハウスのメリットはわかりましたが、どのような企業であってもメリットばかりというわけではありません。考えるべきリスクも含めたデメリットとして次の2点を見ておきましょう。

  • 囲い込みにあうリスク
  • 地域によっては対応していない可能性
  • 仲介手数料の値引きが難しい

関連記事:不動産売却するならどこがいい?大手と中小の違いや不動産会社のおすすめの選び方を解説

①囲い込みにあうリスク

囲い込みとは、売り主・買い主双方から仲介手数料を受け取ることを目的として、他社から紹介される取引候補者の情報を契約者に伝えることなく、自社が抱える見込み客のみを紹介する行為を指します。

囲い込みがおこなわれると、他社が紹介する取引候補者が好条件を提示していても売り主や買い主に情報が伝わらないため、好条件の取引相手を逃すことになるというデメリットがあります。

三井のリハウスでは売却活動の内容を事前に売り主に開示し、承認を得たうえで実行するためリスクが大きいわけではありません。しかし、囲い込みがおこなわれているかどうかは、売り主や買い主が直接聞いても開示されないでしょう。

確認方法は、ほかの不動産会社にも相談することです。不動産業者が加盟している不動産流通機構では、企業の垣根なく利用できる情報ネットワークを展開しています。そのデータベースには物件ごとの取引候補者情報の有無が記載されているため、ほかの不動産会社で確認してもらえれば、自分に伝わっていない情報があるのかどうかチェックできるでしょう。

②地域によっては対応していない可能性

三井のリハウスは2022年6月1日時点で289店舗という圧倒的な店舗数を構えていますが、全国各地に店舗があるわけではありません。

例えば九州の場合、店舗があるのは福岡県と熊本県のみです。鹿児島などの店舗がない県の物件も取り扱っていますが、地域によっては対応していない可能性があります。

また、取り扱い可能なエリアであっても店舗が近くにない場合は、遠方へ足を運ばなければならないため円滑な取引を進めるのが難しくなることも考えられます。それでも三井のリハウスに仲介を依頼したい場合は、出張対応がどの程度可能であるか、店舗に行くべきタイミングがあるかを確認しておきましょう。

③仲介手数料の値引きが難しい

三井のリハウスをはじめとする大手不動産会社の利用には大手ならではの規模感を活かした多くのメリットがある一方で、不動産仲介の値引きなど融通が利かない面があります。

値引き交渉自体は禁止されていないため、おこなうことできます。しかし地元密着型の中小不動産会社より値引き交渉が通用しにくい相手であることは念頭に置きましょう。交渉の余地はあるとはいえ、無理な交渉は担当者との関係性を悪化させる可能性があります。

強引な交渉は今後の取引に関わってくるため、値引きができる根拠を伝えるなど、相手が納得できる要素がある場合におこなうのが賢明といえるでしょう。

他の不動産会社とも比較したい場合は、以下記事でおすすめの会社を10選紹介していますのでぜひ参考にしてください。

関連記事:【2024年】不動産仲介の売買実績ランキングTOP10!信頼できる大手不動産会社の特徴を徹底比較

関連記事:不動産会社の上手な断り方を紹介!例文やNGな断り方を解説

X(旧Twitter)での口コミも紹介

とりあえず三井のリハウスだけは、無いな…って感じでした。だって、この部屋はこの眺望しか取り得ないくらいなのに、眺望の査定がほぼゼロなんだよ〜!話にならん…(‐ω‐;;)

いつかのひと

本日は新居の契約に池袋行く……
三井のリハウスさん事務所遠いー(´・ω・`)

マサト(①🌳Φ☀️)&烈鎖(②💧🔥)

また、所有する物件を得意とする不動産会社を手間なく見つけたい人には、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。物件情報を入力することで、複数会社に同時査定依頼できます。以下では編集部おすすめの不動産一括査定サイトTOP3を紹介します。

人気不動産一括査定サイトおすすめTOP3

本サイトでは、顧客満足度の高いおすすめの不動産一括査定サイトを知るために、利用者へのアンケートを実施しました。アンケートの調査の概要は以下のとおりです。

調査概要 不動産一括査定サイトの満足度に関するアンケート
調査方法 web調査
調査項目 利用経験のある不動産一括査定サイトの以下項目を調査
・サイトの使いやすさについての満足度

・対応可能な不動産会社がスムーズに見つかったかについての満足度
・査定結果の納得度についての満足度
・不動産会社の対応・担当者の質についての満足度
・親族や友人にも勧めたいかどうかについての満足度
調査期間 2022年7月~2022年8月
回答数 308

不動産一括査定サイトアンケート調査結果

また、利用した不動産一括査定サイトを尋ねたところ以下のような結果となりました。SUUMO売却査定が最も多い39回答となっています。

各不動産一括査定サイトのアンケート回答数

各不動産一括査定サイトの満足度と回答数を集計して、ランキングTOP3を選定しています。

\1位/ \2位/ \3位/
サービス
詳細

上記以外の不動産一括査定サイトを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:不動産一括査定サイトのおすすめランキング!不動産売却におすすめの人気16選を比較し選び方を紹介【2024年最新】

三井のリハウスで売却する流れ

三井のリハウスで売却する流れ

三井のリハウスに不動産売却の仲介を依頼するときの流れは次のとおりです。

  1. 売却相談・条件整理
  2. 売却不動産の事前調査(査定・販売方法の提案)
  3. 媒介契約の締結
  4. 売却活動~買い主候補の購入申し込み
  5. 売り主・買い主の商談、売買契約
  6. 残代金の受領と物件引き渡し

それぞれの詳細を順に見ていきましょう。

関連記事:不動産売却の流れとは?必要書類や契約方法など7つのステップで解説

①売却相談・条件整理

売却を開始する前に不動産売却に関するさまざまな費用を把握し、おおまかな資金計画をたてる必要があります。公式サイトより物件情報を入力することで、対応可能な店舗のお問合わせができるため、まずは入力フォームの申請から始めるとよいでしょう。

売却相談・条件整理では、売却の希望条件の整理と売却までに必要な諸経費を含めた資金計画の相談に乗ってくれます。売却代金で住宅ローンを完済したい、住み替えのために売却する期限を決めたいなどの要望を伝えましょう。

関連記事:住宅ローンはどこに相談すべき?相談窓口の種類と相談する際の注意点

関連記事:住宅ローンのおすすめ銀行10選を徹底比較!

関連記事:家の売却はローン中でも可能?5つの売却方法とオーバーローン時の注意点

②売却不動産の事前調査(査定・販売方法の提案)

条件の整理が済んだ後、物件の所有権や住宅ローンなどの抵当権といった権利関係の確認、利用可能な設備、マンションであれば管理状況の調査などがおこなわれます。不動産査定額もこのタイミングで提示されるため、納得できる内容かどうかを吟味しましょう。問題なければ媒介契約を結び、仲介・売却活動を依頼します。

不動産査定額の相場を理解したうえで契約を結びたい場合は、不動産会社に一括査定の依頼をすることで、おおよその価格帯を掴むことができます。

関連記事:戸建てを売却する相場はいくら?調べ方や築年数による違いも解説

関連記事:不動産見積もりとは?無料と有料の違いや依頼する方法を解説

③媒介契約の締結

媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。

3つの媒介契約

一般的に専任媒介契約を結ぶことが多いですが、それぞれの契約によって特徴が異なるため、詳細を知りたい人はこちらからご確認ください。忙しくて不動産の売却に時間を使えない場合には、専属専任媒介契約もおすすめです。

関連記事:不動産売却の必要書類は?タイミングごとに揃えるべき書類や取得方法を解説

④売却活動~買い主候補の購入申し込み

購入希望者を探すための売却活動の準備をします。購入希望者に物件を紹介する内覧の事前準備ができたら、購入希望者への案内をおこないます。

不動産会社は多くの購入希望者に物件の情報を伝えるための活動をおこないますが、一般媒介契約、専属媒介契約、専属専任媒介契約の順で買い手探しの熱量が高くなる傾向にあります。

一般媒介契約は複数会社と締結でき不動産会社の利益になりにくいこと。専属専任媒介契約の場合は、契約した不動産会社を介した売買が必須になるため利益になりやすいことが理由として考えられます。

買い主が見つかったら、次は商談です。

⑤売り主・買い主の商談、売買契約

売却活動のなかで見つかった買い主候補と商談し、双方に合意できる条件が出揃えば売買契約を結びます。

なお、売買契約は売り主・買い主の当事者間でおこなうものですが、三井のリハウスのサポートもあります。手続きなどで分かりにくい点があれば気軽に相談して、安心できる状態で契約を結びましょう。

⑥残代金の受領と物件引き渡し

契約締結後、買い主からの手付金の受領や仲介手数料の半金の支払いなどを済ませ、物件引き渡しに移行しましょう。

契約の締結から実際に物件を引き渡すまでには、買い主候補の住宅ローン審査などを待つ期間が必要なため、売買契約成立から1ヶ月程度かかると考えておきましょう。その後、問題なく進行すれば買い主から残代金を受領することができるため、あとは売却物件を買い主に引き渡せば完了です。

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売却依頼をするなら不動産一括査定サイトがおすすめ

三井のリハウスは実績やサポートが充実する便利なサービスですが、1社のみの依頼では対応しきてない部分があるのも事実です。

「三井のリハウスが対応エリア外だった」「より高い査定額を提示する会社を知りたい」「複数社に依頼して相場観を知りたい」という人は、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。

不動産一括査定サイトを利用すべき理由

不動産会社によって査定額は変化します。そのため不動産会社1社からの査定のみでは安く売り出して損をしてしまう販売価格が高すぎて買い手が見つからないという状況になりかねません。

この状況を回避するためにおすすめなのが、不動産一括査定サイトの利用です。サイトで物件情報を入力して送信することで、複数会社から査定結果を受け取れるため相場価格を簡単に把握することができます。

また、大手から地域密着型の不動産会社と提携するサイトであれば、それぞれの視点から見た物件の査定額を同時に見ることができます。これらの平均値から相場を求めることで、売り出し価格の設定の参考することが可能です。

既に依頼したい不動産会社が決まっていなければ、不動産一括査定サイトを利用して相場を探るためのデータや契約先の候補を増やすとよいでしょう。

関連記事:不動産一括査定サイトのおすすめランキング!不動産売却におすすめの人気16選を比較し選び方を紹介【2024年最新】

不動産一括査定サイトの選び方

不動産一括査定サイトを選ぶ際のポイントは以下の3つです。

  • 物件種別
  • 対応エリア
  • 同時査定依頼数

3つの要素をもとに、自分にあった不動産一括査定サイトが分かるフローチャートを用意しました。30秒以内でわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

フローチャートで自分にあったサービスがわかったら、以下表からそれぞれの査定画面へと進むことができます。

RE-Guide SUUMO売却査定 すまいValue SUUMO売却査定
LIFULL HOME’S HOME4U ズバット不動産売却 おうちクラベル

三井のリハウスでよくある質問

最後に、三井のリハウスを利用するうえで気になる質問4つに回答します。

三井のリハウスをおすすめできる人は?

三井のリハウスをおすすめできるのは、次のような人です。

  • 手厚いサポートを受けたい人
  • できるだけ早期売却したい人
  • 店舗が近くにある人

「360°サポート」に加え、運営会社が展開する多様な事業の情報を含めた手厚いサポートを受けられるのが三井のリハウスの大きな魅力です。

また、膨大な見込み客から買い主候補を探せるため、売却活動期間を短縮し早期売却できる可能性も高いといえます。店舗が近くにあるなら、相談に行ってみましょう。

仲介手数料の値引きはある?

仲介手数料の上限額は法律で決められていますが、あくまでも上限額なので値引きされる可能性がないとはいえません。ただし、口コミを見る限り値引きされる可能性は低いといえるでしょう。

ただし、三井のリハウスで売買した経験のある人(成約した人)の紹介であれば、紹介された人の手数料が10%割引されるキャンペーンが展開されているため、このキャンペーンを利用できれば値引き可能です。

紹介する側にも50,000円の商品券がプレゼントされるというメリットがあります。知り合いに紹介してくれる人がいないか確認してみましょう。

関連記事:【2024年最新】三井のリハウスで売却時に使える仲介手数料割引きキャンペーン情報まとめ

三井のリハウスの査定価格は安いって本当?

口コミを見る限りでは、査定額が「他社よりも確実に高い」とはいえません。ただし、専門的な調査によって発覚した老朽化や設備の不備などが適正に価格へ反映されている可能性があり、市場価格と比べて必ず安い金額になるともいえません。

査定額が市場価格と比較して高いのか低いのかは専門家ではない人にとって判断することは難しいため、客観的な情報を収集する必要があります。査定額が適正かどうかを確認する方法は、複数社から査定額を取り寄せて比較することです。

一括査定サイトなどを活用し、複数の不動産会社に査定を依頼してみましょう。査定額と理由をしっかり把握して比較検討し、納得できる不動産会社に依頼することが大切です。

媒介契約とは一体どんなもの?種類はある?

媒介契約とは、物件を売却する際に不動産会社に仲介してもらうために結ぶ契約です。この媒介契約は大きく以下の3種類にわけられます。

種類 依頼可能な不動産会社数 レインズ(*)への登録 自身で買い主を発見した場合 契約期間
一般媒介契約 同時に複数会社へ依頼可能 登録の義務なし 不動産会社の仲介の必要なし 定めなし
専任媒介契約 1社のみ 契約翌日から7営業日以内に必要 不動産会社の仲介の必要なし 最長3ヶ月
専属専任媒介契約 1社のみ 契約翌日から5営業日以内に必要 不動産会社への仲介依頼が必要 最長3ヶ月

※レインズ:不動産流通機構が運営しており、不動産を売却したい人や貸したい人の情報を登録し、不動産業界全体が連携して買い主や借り主を探すためのシステムです。

契約の種類によって、不動産会社との関係性が異なります。不動産売却を考える人の80%近くが専任媒介契約を締結しているため、迷ったらこの契約方法を選んでおくのがおすすめです。

同時に複数会社に依頼したい場合は一般媒介契約がおすすめできますが、個人で複数会社とやり取りするのは手間もかかります。また、レインズに登録しないため囲い込みのリスクも高まる危険性もあります。

これらの点を考慮すると、お互いの権利と義務がバランスよく取れている専任媒介契約が無難といえるでしょう。

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【インタビュー】不動産査定の経験者にお話を聞いてみました!

【インタビュー】不動産査定の経験者にお話を聞いてみました!

不動産査定をしようと思ったきっかけは何ですか?

  • Sさん
    子どもに合った環境に引っ越したいと思い、子どもの就学に合わせて引っ越しをしようと準備を進めました。
  • J-Nav不動産メディア編集部
    売却や査定を考え出したときに、どのような情報収集を行いましたか?
  • Sさん
    査定を出した時に、売却までの流れが載っている冊子を同封してくれる不動産もあり、そういった資料から情報収集しました。
  • 依頼先の企業の大きさや信頼度は、どの程度重要視していますか?

  • Sさん
    企業が大きいほうが集客する力があると思い、大きい不動産をメインで見積りをお願いしました。1カ所だけ地域密着型の不動産で見積りを取り、対応の仕方を見ながら検討しました。
  • J-Nav不動産メディア編集部
    企業の大きさや信頼度以外にも重要視されていたポイントはありましたか?
  • Sさん
    最低の希望金額を下回らないこととスピード感を重視していました。子供の就学の関係上、引っ越しの期限があったため、その時期までに売却して引っ越しを完了させておく必要がありました。
  • 三井のリハウスに依頼しようと思った決め手は何ですか?

  • Sさん
    査定金額が一番高くつけてくれたことと、担当の方がとてもいい方でこの人にお願いしようと思えたからです。定期的に現状の説明をしてくれたので、納得しながら話を進めることができました。
  • J-Nav不動産メディア編集部
    三井のリハウス以外には合計何社に査定依頼を出されていたのですか?
  • Sさん
    大手企業2社と地元の不動産会社1社に査定依頼をしました。大手の1社は電話が多く、もう1社は平均的、地元の不動産会社は対応は良いが査定価格が低いという特徴がありました。その中で、査定価格が高く、プラスアルファの資料なども用意してくださったことがあり、三井のリハウスに依頼することに決めました。
  • ご自身でも不動産価格の相場を調べたことがありましたか?

  • Sさん
    SUUMOを良く見ていました。だいたいどのくらいの金額で売りに出ているのか、近辺の物件を確認するのに利用していました。
  • J-Nav不動産メディア編集部
    実際に査定・売却を経験してみて、難しいと感じたポイント、意外と簡単だった点などありましたか?
  • Sさん
    内覧をしたいという人が来る度に家を片付けないといけないのが大変だと思いました。ただ、思っていたより、時間がかからず売却ができたので良かったです。
  • まとめ

    三井のリハウスを実際に利用した人の口コミをはじめ、特徴・メリット・デメリットなどを解説してきました。大手ならではの情報力とサポート力があり、早期売買や不安解消の力になってくれる不動産会社といえるでしょう。

    一方、三井のリハウスの店舗がないエリアの人にとっては不便であること、早期売買を求めない人にとっては見込み客の多さがプラスではなく、囲い込みリスクなどのマイナスにはたらく可能性があるなど、すべての人におすすめとはいえないことも事実です。

    三井のリハウスの特徴やメリットが自分の希望と合致している人は相談してみましょう。不動産一括査定サイトの利用なども交えて他社との比較も同時におこなうことで、納得できる不動産会社を選べるはずです。

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    三井のリハウスの基本情報

    画像出典元:三井のリハウス公式HP

    三井のリハウスがおすすめな人
    • 売買仲介実績トップクラスの企業に依頼したい人
    • 店舗数が多く全国に対応する不動産会社を利用したい人
    • 手厚いサポートを受けて不動産売買をおこないたい人
    会社名 三井不動産リアルティ株式会社
    サービス名 三井のリハウス
    2021年度取扱高 1兆9,184億円
    仲介件数 39,106件
    手数料収入 910億円
    1件あたりの取引金額 4,906万円
    店舗数 291(2023年12月16日時点)
    対応エリア 全国
    対応物件 マンション、戸建て、土地、投資・事業用不動産

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