東急リバブルと三井のリハウスを徹底比較!実績やサービス内容の違いは?

東急リバブルと三井のリハウスは大手不動産仲介会社として有名なため、どちらに仲介を依頼するか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、東急リバブルと三井のリハウスの基本情報や特徴、サービス内容を比較し、宅地建物取引士である土井さんに、それぞれの違いや似ている部分についてお話を伺いました。どちらの不動産会社がより自身にあっているか見極めるためにも、ぜひ参考にしてください。

監修者紹介
監修者 土井雄介さん
宅地建物取引士
土井雄介 さん

宅地建物取引士・3級FP技能士・少額短期保険募集人の資格保有。2008年から15年以上不動産業界に携わる専門家。昔ながらの営業会社で学んだ事を反面教師に「引きの営業」を意識。現在はフリーランスとして活躍中。
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東急リバブルと三井のリハウスの基本情報を比較

東急リバブルと三井のリハウスについて、実績や店舗数、対応エリア、対応物件などを比較しました。実績は、不動産流通推進センターが発表している2023不動産業統計集(9月期改訂)をもとにしています。

社名 東急リバブル 三井のリハウス
(三井不動産リアルティ)
手数料収入  826億円 910億円
取扱高 1兆8,213億円 1兆9,184億円
仲介件数 29,577件 39,106件
手数料率 4.54% 4.7%
店舗数 219(2023年12月時点) 291
対応エリア 札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、兵庫、京都、福岡、海外(台湾、シンガポール、ロサンゼルス、ダラス) 札幌、東北、首都圏、関西、中国、九州
対応物件 マンション、戸建て、オフィス、店舗 マンション、戸建て、土地、投資用不動産
公式サイト

“参考:公益社団法人不動産流通推進センター2023不動産業統計集(9月期改訂)」”
※手数料率は「手数料収入/取扱高×100」で算出

  • 土井雄介さん
    どちらも不動産仲介業者として大手ですが、三井のリハウスの方が広く全国展開(まんべんなく)しているように感じます。東急リバブルは東急沿線をはじめ都市部に多く感じられます。実績に関しては、どちらもここ数年は上昇傾向。売買価格が上がり、仲介手数料も上がっていることも要因かと思います。どちらも宅建士の在籍率が高く、安心して任せられる業者といえるでしょう。
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    東急リバブルと三井のリハウスの特徴を比較

  • J-Nav不動産メディア編集部
    東急リバブルと三井のリハウスは似ている部分が多いのでしょうか?
  • 土井雄介さん
    そうですね。高い宅建士の在籍率や、大手ならではの今までの成約実績など似ている点としてあげられます。成約実績が多いということは、新たな査定物件に対して今までの成約事例、調査事例を当てはめやすいといえます。例えば、区分マンションの査定依頼があった場合、過去に同マンション内の別のお部屋の成約事例があれば、そのマンションならではの特徴や売買時の注意点も事前に把握できます。過去の経験は未来の武器になるようなイメージです。
  • J-Nav不動産メディア編集部
    東急リバブルと三井のリハウスの特徴について、異なる点も教えてください。
  • 土井雄介さん
    あえて言うのであればCMをはじめとした広告活動は三井のリハウスさんの方が力を入れているように感じます。
  • 東急リバブルと三井のリハウスのサービス内容を比較

    東急リバブルと三井のリハウスについて、売却時のサポート内容を比較します。

    社名 東急リバブル 三井のリハウス
    (三井不動産リアルティ)
    建物・設備チェック あり(無料) あり(無料)
    建物保証 保証期間:2年間
    保証金額:上限500万円
    ※居住用一戸建:築30年以内
     居住用マンション:築年数不問
    保証期間:2年間
    保証金額:上限500万円
    ※一戸建て:媒介契約締結時点で築30年以内
     マンション:築年数不問
    設備保証 保証期間:引渡し後2年間
    保証金額:上限50万円
    対象範囲:最大30種類
    ※保証開始日(引渡日)において
     製造年から経過年数が30年以内
    保証期間:引渡し後2年間
    保証金額:上限20万円
    対象範囲:最大40種類
    ※一戸建て:媒介契約締結時点で築30年以内
     マンション:築年数不問
    ハウスクリーニング 水まわり4点クリーニングは条件付きで無料
    その他(オプション・有料)
    あり(有料)
    買取サービス 直接買取可能 買取をしている不動産会社を紹介
    売却保証 あり なし
  • 土井雄介さん
    東急リバブルさんの「リバブルあんしん仲介保証」、三井のリハウスさんの「360度サポート」のように、どちらも売買時に起こりうるトラブルサポート体制があり、安心して任せられる業者です。重要事項説明書の備考欄にも、様々なリスクを事前に記載してくれてあります。とはいえ、窓口になる営業マンは人それぞれなので難しいところです。まめな連絡をしてくれる方もいればそうでない方もいます。大きな売買なので、窓口になる営業マンとの相性も大事な点です。
  • 東急リバブルと三井のリハウスで悩んだら?

  • 土井雄介さん
    どちらも大手仲介さんなので安心して任せられると思いますが、売却に関しては、東急リバブルさんはエリアによっては物件買取に力を入れています。買取の場合、市場の成約相場の7割程の査定額になってしましますが、即現金化が必要な案件や住み替え先の購入が決まって売り急いでいる案件等には向いているかと思われます。皆さん少しでも高く売りたいのは当然ですが、売却に関しては状況に合わせた最適な提案ができるかが鍵になります。
  • J-Nav不動産メディア編集部
    まずはエリアや売却方法から、自身の所有する不動産に合う不動産会社を選ぶということが大切なのですね。
  • 土井雄介さん
    購入・売却に関しても、まずは担当営業マンとの相性を確認してください。不動産の売買は時としてポジティブな内容だけではありませんし、多くの個人情報を提供します。この人に任せて大丈夫か、不快な思いをしないか。まだまだ「人と人」のアナログな業界なので、業者選びと同時に「人」選びも大事かと思います。
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