太陽光発電に蓄電池を後付けしたい!ベストタイミングと補助金制度について

蓄電池 後付け

蓄電池を導入することで、太陽光発電で発電した電力を貯めておくことが可能です。貯めた電力は夜間や停電したとき、災害時にも利用できます。しかし、太陽光発電と蓄電池を同時に導入すると高額になるため、「とりあえず太陽光発電を先に導入しよう」と考える人も多いのではないでしょうか。

そこで、蓄電池を後付けしたいと考えている人に向けて、蓄電池を後付けするベストタイミングや、蓄電池を後付けする場合の申請方法について解説します。また、費用を抑えて後付けする方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

蓄電池の後付け費用を抑えるには相見積もりが重要

蓄電池の後付け費用を抑えるには、複数の蓄電池の設置業者に見積もり依頼をおこない、比較して業者を決定することが大切です。

初めから1社に決めてしまうと、相場よりも高額になってしまうことがあります。また、「蓄電池の後付けにかかる費用を知りたい」「相場を確認したい」という人にも相見積もりがおすすめです。

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この記事のインタビュー協力者

レビュアー ソーラーパートナーズ 名前 Yさん
物件種別 戸建て
物件所在地 神奈川県
利用時期 2022年

※J-Nav太陽光メディアでは、ユーザーの生の声をお届けするために、商品・サービスの利用者に直接取材を行っています。

編集部:小原

本記事では、太陽光発電の実態を知るために、蓄電池の導入経験のある方にインタビューを実施しました。

インタビュー内容はこちら

目次

蓄電池の後付けや増設は可能!

蓄電池の後付けや増設は可能

太陽光発電の蓄電池は後付けまたは増設は可能です。

また、後付けの際はパナソニックの太陽光パネルだからといってパナソニックの蓄電池しか使えないということはありません。基本的にはパネルとは別のメーカーの蓄電池でも問題なく後付けまたは増設できます。ご自身の好みや生活スタイルに合った蓄電池を選ぶことが可能です。

ただし、パネルのメーカーやパワーコンディショナーとの組み合わせによっては、合わない蓄電池もあります。蓄電池を選ぶ際は、施工会社または販売店に相談しながら決めるとよいでしょう。

太陽光発電に後付けで蓄電池を設置する方法

蓄電池には単機能型とハイブリッド型の2種類があります。どちらかを選んで設置することになりますが、それぞれ設置方法やメリットデメリットがあります。どちらのタイプが自分に合っているのかを検討してから選びましょう。

単機能型蓄電池を後付けする方法

単機能型

太陽光発電とは別のパワーコンディショナーをつけるのが単機能型蓄電池です。

単機能型蓄電池を後付けする場合は、太陽光発電側のパワーコンディショナーはそのままで、追加で蓄電池側のパワーコンディショナーを取り付けます。蓄電池の性能に合わせたパワーコンディショナーを選ぶことが可能です。ただし、それぞれが独立しているので場所をとるというデメリットもあります。

単機能型蓄電池のメリット・デメリット

単機能型蓄電池と太陽光発電のパワーコンディショナーは、それぞれ独立しています。そのためどちらかが壊れても干渉しないため、太陽光発電側が故障しても蓄電池は利用可能です。ハイブリッド型と比べると単機能型は安価で購入できるメリットがあります。導入費用を節約したい人は単機能型がおすすめです。

単機能型蓄電池のメリット 単機能型蓄電池のデメリット
・蓄電池に合うパワーコンディショナーを選べる
・ハイブリッド型よりも安い
・どちらかが故障しても干渉しない
・パワーコンディショナーの設置スペースが必要
・電力の変換ロスが多い
・組み合わせに要注意

太陽光発電で発電した電気を使用する場合でも蓄電で貯める場合でも、パワーコンディショナーで交流から直流に変換する必要があります。単機能型電池は、以下のように3回電気を変換するため電力のロスが多いのがデメリットです。

  1. 太陽光発電(直流)から太陽光用のパワーコンディショナー(交流)へ変換
  2. パワーコンディショナー(交流)から蓄電池(直流)へ変換
  3. 使用するときに再度変換

ハイブリッド型蓄電池を後付けする方法

ハイブリッド型

単機能型と違い、太陽光発電と蓄電池を1つのパワーコンディショナーで共有するのが、ハイブリッド型蓄電池です。1台のパワーコンディショナーで太陽光発電と蓄電池の電力の変換ができます。

蓄電池を後付けする場合は、すでに取り付けられている太陽光発電側のパワーコンディショナーを取外す必要があります。その後、新たに蓄電池とパワーコンディショナーを導入する仕組みです。

ハイブリッド型蓄電池のメリット・デメリット

ハイブリッド型蓄電池はパワーコンディショナーが1つのため、設置するスペースが少なくても設置可能です。設置スペースにお悩みの方はハイブリッド型をおすすめします。

また、ハイブリッド型蓄電池は、太陽光発電で発電した電力をそのまま蓄電池に貯められます。蓄電池から電力を使う時に、直流から交流に1回変換するだけで済むため、電力の変換ロスは少ないです。

ハイブリッド蓄電池のメリット ハイブリッド蓄電池のデメリット
・設置スペースが少なくて済む
・電力の変換ロスが少ない
・単機能型よりも価格は高い傾向
・太陽光発電の相性要確認
・メーカーが違うと保証外になる可能性

単機能型と比べると、ハイブリッド型の蓄電池は性能も良いため価格も高い傾向にあります。太陽光発電用のパワーコンディショナーを撤去しなくてはいけないので、撤去費用もかかるでしょう。

太陽光発電はパネル・ケーブル・パワーコンディショナーなど一式で、メーカー保証がついています。保証期間内に、ある部分だけ他のメーカーに変えてしまうと、保証の対象外となってしまうことが多いため注意が必要です。

蓄電池の後付けにおすすめのタイミング

蓄電池の後付けにおすすめのタイミング

後付けは以下3つのタイミングがおすすめです。

  • パワーコンディショナーの保証期間が終了するとき
  • FIT制度終了後
  • 補助金の活用ができそうなとき

それぞれ詳しく解説していきます。

パワーコンディショナーの保証期間終了時

パワーコンディショナーの寿命はおよそ10年から15年といわれているため、多くのメーカーが10年保証をつけています。メーカーの保証期間の終了後は、後付けにおすすめのタイミングといえるでしょう。

保証期間が終わり、パワーコンディショナーの買い替えを検討している場合は、同時に蓄電池の導入も検討しやすいです。

パワーコンディショナーを変更する場合は、単機能型ではなくハイブリッド型の蓄電池の導入をおすすめします。ハイブリッド型なら、蓄電池を導入してもパワーコンディショナーはこれまで通り1つで済みます。電力の変換ロスも少なくなり効率もアップするでしょう。

FIT制度の買い取り期間終了時

FIT制度とは、太陽光発電など再生可能エネルギーを電力会社が一定期間一定価格で買い取りをおこなう制度です。FIT制度終了時(卒FIT)も、蓄電池の導入におすすめのタイミングです。

FIT制度で売電をしていた場合、契約期間の10年をすぎると買い取り価格は大幅に下がります。たとえば2011年にFIT制度認定を受けた場合の買い取り価格は42円/kWでしたが、現在の売電価格は電力会社によって異なりますが7円~9円となっています。

FIT制度終了後は、売電するよりも蓄電池を導入して自家消費に回した方がお得といえるでしょう。

補助金制度が利用できるタイミング

蓄電池は初期費用が高額です。国や自治体による補助金制度が利用できるタイミングであれば、お得に導入することができます。

2023年度は国や一般社団法人環境共創イニシアチブからの補助金も利用可能です。その他、県や地方自治体も補助金制度をおこなっています。予算の関係で募集期間が短い補助金も多いため、こまめに情報をチェックしておきましょう。

補助金によって、対象者や対象となる設備・メーカーなど、細かく要件が設けられています。検討しているメーカーや製品が、必ずしも当てはまるわけではないため注意が必要です。

後付けする蓄電池の相場価格

蓄電池の価格は充電方式・容量・種類やメーカー・販売店や施工店によって異なります。ここでは、2020年度に経済産業省で公表された蓄電池の価格相場を紹介しています。

2019年度に設置された蓄電池の価格相場は1kWhあたり13.7万円でした。この価格は本体のみで工事費は含まれていません。工事費は35万円が相場とされています。本体と工事費の価格を容量ごとのに以下の表にまとめてみました。

容量 本体価格 工事費
5kWh未満 15万円/kWh 33.5万円
5kWh以上10kWh未満 14万円/kWh 33.8万円
10kWh以上 13万円/kWh 32.7万円

容量が大きいほうが本体価格は安くなる傾向にありますが、工事費は容量に対してそれほど変わりません。

“参考:経済産業省「蓄電システムをめぐる現状認識」”

関連記事:蓄電池のおすすめメーカーとその商品10選を解説|選び方のコツや注意点も紹介

蓄電池選びで注意するポイント4つ

蓄電池を選ぶ際は、以下の4つのポイントに注意して選ぶとよいでしょう。

  • 利用用途で選ぶ
  • 太陽光発電との相性
  • 蓄電池の導入目的
  • 容量

蓄電池の利用用途について

まずは蓄電池の利用用途について考えてみましょう。停電時にどのような使い方をするかで、選ぶ蓄電池のタイプは変わります。

蓄電池には全負荷型と特定負荷型があります。全負荷型は分電盤すべてをバックアップするため、家中すべての電気・電化製品の使用が可能です。200V電源も利用可能のため、停電時でもエアコンやIHクッキングヒーターなどが使えます。普段とあまり変わらない生活を送りたい方は全負荷型がおすすめです。

蓄電池の利用用途について

一方特定負荷型は、事前に使える場所を指定しておくタイプで、停電時には決めた場所のみ使えます。200V電源の電化製品も使えずいつもと同じ生活は送れません。しかし、全負荷型よりも価格は安く停電時の蓄電池の容量の減り方は緩やかです。

太陽光発電との相性を確認する

太陽光発電と蓄電池の相性が良くないものもあります。太陽光パネルのメーカーやパワーコンディショナー次第では、設置できない蓄電池があることを覚えておきましょう。相性が悪ければ発電効率も悪くなるほか、うまく充電ができません。加えて発火の原因となることもあります。

効率よく発電・充電をおこなうためには、施工会社などに確認をして相性のよいタイプを選びましょう。

蓄電池の目的から選ぶ

蓄電池を導入する目的は人それぞれですが、どのような目的で導入するかを明確にしましょう。蓄電池は、貯めた電力を災害時に非常用電源として使うことが可能です。また日常生活で使うために導入し、夜間も含めて全てを自家消費として使うこともできます。

日常生活で使うためであれば、事前に電気使用量の確認が必要です。選ぶ目的によって蓄電池に求める容量や種類は変わってきます

蓄電池の容量

蓄電池の容量

蓄電池には商品ごとに貯められる容量が異なります。容量から選ぶことで、自分に合った最適な蓄電池を選ぶことが可能です。選ぶ際には次の点を考慮することで、最適な容量はどのくらいか知ることができます。

  • 太陽光パネルの1日の発電量
  • 1日に必要な電気量
  • 停電時に必要な電気量

一般的な家庭で使われる1日に必要な電気量は、3人家庭では12.2kWh、4人家庭は13.1kWhと総務省統計局より発表されています。毎月の電気料金の検針票にも利用した電気量の記載がされているので確認してみてください。

停電時にどのくらいの電気を使用するかの観点で、蓄電池の容量を決めることも可能です。最低限の家電が使えればよいのか、それとも通常どおりの生活がしたいかで必要な容量は変わります。

相見積もりで蓄電池の導入費用を抑えよう

蓄電池の後付け費用を抑えるには、複数の蓄電池の設置業者に見積もり依頼をおこない、比較して業者を決定することが大切です。初めから1社に決めてしまうと、相場よりも高額になってしまうことがあります。また、「蓄電池の後付けにかかる費用を知りたい」「相場を確認したい」という人にも相見積もりがおすすめです。

以下で紹介するサービスを利用すると、簡単に複数社に見積もり依頼を出せるため、蓄電池の後付けで悩んでいる人は利用してみてください。

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関連記事:太陽光発電一括見積もりサイトおすすめ6選を比較|注意点や選び方を紹介

蓄電池の補助金制度を利用してお得に導入しよう

蓄電池を導入するためには高額の費用がかかります。補助金を活用することで費用を抑えて導入が可能です。

蓄電池を導入する際に利用できる補助金制度が国・自治体でありますのでぜひ活用してみてください。

国からの補助金

2023年度は国からの補助金として3つの制度があります。

  1. 経済産業省管轄のsiiによるDER補助金
  2. 経済産業省管轄のsiiによるDR補助金
  3. こどもエコすまい支援事業

DER補助金とは、電力事業者の実証実験への参加が条件の補助金です。2023年度の補助金金額は1kWhあたり2.7万円もしくは工事代金の1/3以内のどちらか低いほうです。蓄電池と工事代合わせての金額が最大14.1万円/kWhまでが対象となっています。

DR補助金もDER補助金と同じ実験への参加が必須です。2023年度の補助金金額は1kWhあたり3.2万円もしくは工事代金の1/3以内のどちらか低いほうと定められています。DR補助金の場合蓄電池と工事代合わせて最大15.5万円/kWhまでを対象としています。

こどもエコすまい支援事業とは、子育て世帯および若者夫婦世帯が対象の補助金制度です。ZEHレベル基準を満たす住宅などに補助金を支給する事業です。蓄電池導入の場合は64,000円/戸が支給されます。

関連記事:【2024年最新】蓄電池の補助金情報まとめ|補助金の種類と条件を解説

自治体からの補助金

国だけではなく各都道府県・市町村でも蓄電池に関する補助金制度があります。国と地方自治体の補助金併用は可能です。公募期間や条件についてはそれぞれ異なります。こまめに自治体のホームページで確認しておきましょう。

東京都の例を挙げると蓄電池の導入費用が蓄電容量1kWhあたり20万円以下が条件です。

助成率 上限額
3/4 太陽光発電が4kW以上の場合、いずれか小さい額
・蓄電池の容量6.34kWh以上は15万円/kWh(100kWh未満)
・蓄電池の容量6.34kWh未満は19万円/kWh(最大95万円)
太陽光発電が4kW未満もしくは出力がわからない場合、
いずれか小さい額
・蓄電池の容量6.34kWh以上は15万円/kWh(最大120万円)
・蓄電池の容量6.34kWh未満は19万円/kWh(最大95万円)

太陽光発電に蓄電池を後付けする場合の手続き方法

蓄電池を後付けする場合には3種類の申請をおこなわなければなりません。ここでは以下の3種類の申請手続き方法について解説していきます。

  • FITに変更認定申請
  • 電力会社へ設備変更
  • 補助金申請

FITの変更認定申請をおこなう

FIT認定されたあとに変更がある場合は変更認定申請が必要です。

FIT変更認定申請の手順は以下のとおりです。

  1. 再生可能エネルギー電子申請のマイページにログイン
  2. 自家発電設備設置の有無の変更をする
  3. 申請情報を入力し必要な書類を添付し申請内容を登録する

この申請手続きは自分でおこなうこともできますが、専門知識が必要なため販売店や施工会社に依頼してみることをおすすめします。

電力会社へ設備変更申し込みをする

蓄電池を後付けした場合は、電力会社と接続契約の変更申し込が必要です。電力会社の発電設備に接続することを系統連系といい、接続契約は太陽光発電導入の際におこなっています。設備の変更が必要になる際は必ずおこないましょう。

申し込み方法は電力会社によって異なりますが、この設備変更の申し込みは配線の接続図が必要です。そのため施工会社がおこなうことが一般的のため、施工会社に手続きの依頼をお願いしましょう。

補助金の申請

蓄電池の補助金制度は、申し込み期間や要件があるため公式ホームページを確認するか問い合わせをしてみましょう。申請には書類や図面が必要で専門知識を要します。そのため、補助金申請に詳しい行政書士や販売店・施工会社へ申請手続きは依頼しましょう。

【インタビュー】蓄電池の後付け経験者にお話を聞いてみました!

【インタビュー】蓄電池の後付け経験者にお話を聞いてみました!

太陽光発電を設置された際に蓄電池も視野に入っていましたでしょうか?

  • Yさん
    太陽光パネル付きの建売住宅として2012年に購入しましたが、 購入当時は蓄電池導入は全く検討していませんでした。 検討しなかった理由は、 当時はやっと太陽光が普及し始めたくらいの時期であり、 一般家庭で蓄電池まで導入してる事例は殆ど聞いたことが無かったためです。
  • J-Nav太陽光メディア編集部
    蓄電池を追加で導入したいと考えられた理由は何でしょうか?
  • Yさん
    大きな理由は下記3点です。
    ■2022年で卒FITとなり売電単価が急落したため。
    →安価に売電するくらいなら自家消費に回したい。
    ■電気代高騰を少しでも緩和するため。
    →電気代が3万円を超える月もあり、自家消費率を高め節約したかった。
    ■震災時の電源確保
    →生きている間に関東大震災が起こる可能性が非常に高いため、
    被災時に避難所ではなく自宅で家族やペットと過ごせる環境にしたかった。
  • 蓄電池を増設する上で、既存の太陽光発電システムとの相性など、 特別意識された点はありましたでしょうか?

  • Yさん
    今回購入した蓄電池はハイブリッド型のためパワコンもセットでしたが、既設太陽光パネルが蓄電池のパワコンに接続可能かどうか心配でした。事前に蓄電池パワコンの最大電圧、最大電流などの仕様を調べ、既設太陽光パネルが適合することを確認の上導入しました。
  • J-Nav太陽光メディア編集部
    既設太陽光パネルとの接続に関しましては、依頼する設置業者の方が事前に調査してくれる形でしょうか?
  • Yさん
    既設の太陽光パネルについてメーカーと型番を伝えて、販売業者側で確認していただきました。 (念のため私の方でも確認はしました)
  • 蓄電池の後付けをする中で、手間に感じた点や難しいと感じた点はありますでしょうか?

  • Yさん
    蓄電池後付けの場合、既設設備との相性や保証が面倒と感じました。 例えば、太陽光と蓄電池をセットで新規導入するケースであれば、 太陽光と蓄電池の組み合わせに対して動作保証(システム保証)されていますが、 後付けの場合、既設太陽光パネルと接続して正常動作するかの確認や、 蓄電池導入によって既設太陽光パネルの保証が無効になってしまわないかなど、 注意が必要と思います。
  • J-Nav太陽光メディア編集部
    蓄電池を設置されてみた総評として、よかったと感じますでしょうか?
  • Yさん
    導入して非常に良かったと感じています。電気代高騰や卒FITという状況に対し、なるべく電気を売らず自家消費に回し、経済性も高めつつ災害にも備えられる。特にオール電化は停電した時のダメージが大きいイメージが強いですが、逆を言えば電気さえ何とかなれば災害に非常に強いわけで、安心感が大きいという点が一番のメリットかもしれません。ただし、経済性だけを考える場合は価格がもっと安くならないと厳しいと思います。今回は補助金が使えなかったということもありますが、元を回収するには15年程度はかかりそうな見通しのため、せめて10年で回収できるくらいの値付けや補助金の拡充など期待したいところです。
  • まとめ

    太陽光発電に蓄電池を後付けできることがわかりました。しかし、選ぶ製品によっては相性が悪かったり後付けができなかったりという可能性があります。

    パワーコンディショナーの保証期間が終了するときや、卒FITで自家消費をメインにしたいとき、補助金の活用ができそうなときが、蓄電池を導入するおすすめのタイミングです。また、蓄電池を選ぶ際は目的や用途を考えて選ぶことが大切です。蓄電池の導入費用は高額のため補助金制度を活用してお得に導入することをおすすめします。

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