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太陽光発電を設置するうえで、価格相場を把握して適正価格で購入したいと考える人も多いのではないでしょうか。
本記事では経済産業省のデータを元に、太陽光パネル1kWあたりの価格を紹介します。太陽光発電の販売や施工を実際に請け負う専門家にも実態をお伺いしましたので、ぜひ参考にしてください。
株式会社EX-World 代表取締役
髙島岳彦 さん
目次
太陽光パネル1kWあたりの価格は?経済産業省のデータを元に解説
“引用:調達価格等策定委員会「令和6年度以降の調達価格等に関する意見」”
経済産業省の調達価格等算定委員会で使用された「令和6年度以降の調達価格等に関する意見」によると、2023年における太陽光パネルの1kWあたりの相場は、14.7万円となっています。
2021年後半から2022年に小幅値上げとなり、2023年はやっと2021年ベースに戻ってきたという形になっております。2021年からの値上げは製造メーカーの開発設備の影響で局地的に供給が制限されたため値上げとなり、そのままコロナの影響も重なり値上がりしました。上記の様に半ばイレギュラーで値上がりしましたが、2024年以降は小幅な値下げがまだ続くと思われます。小幅値下げになる理由は世界的に再エネ(太陽光・風力)需要が高く、製造が増加の一途を辿っているためです。しかし、変換効率等は限界を迎えるなど、技術革新による価格破壊は今後起こりづらく、製造規模拡大による原価低減の影響が一般顧客の小幅値下げに反映されると予測しています。
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太陽光発電の1kWあたりの価格は?現場での価格を専門家に尋ねました
経済産業省の出している数値と実際の現場感の価格が異なる可能性があるため、太陽光発電の販売や施工を行う髙島様にも実態をお伺いしました。
経済産業省のデータと実際の現場での価格感は同程度でしょうか?
そこまで大きな違和感はありません。ただし、データでの平均購入価格は設置したお客様へのヒアリングだと思うので、現場で販売した金額感は半年程度前の数値になると考えられます。半年程度のタイムラグがあるので上記の説明と少し異なる部分が出ていると考えています。また、この金額感はあくまでも5kWの平均設置容量の場合のみの話になります。工事金額等は人件費等の固定費のウエイトが多く、パネル増加による部材の変動費の影響が少ないため基本kW価格は設置容量が少ないほど高くなりやすいです。
住宅用に設置される場合、容量は何kWが多いですか?その際の設置費用もおおよそをお伺いしたいです
業者によるので一概には言えないですが、近年は徐々に増加していると思われます。(数年前:4~4.5kW→現在:4~5.5kW)個人的な感覚だと5kWが130~140万円で販売されていることが多いと思いますが、工務店等になると160万とかになるかと思います。私の感覚はネット販売を主戦場としている価格感で、一般的な販売価格よりも少し安い相場だと思うので注意が必要です。
経済産業省のデータでは、新築の1kWあたりのシステム費用が28.8万でしたので、5kWですと144万円となり、髙島様がおっしゃる数値と近くなりますね!太陽光パネルのみで考えると、5kWでは、73.5万円ほどと想定できそうです。