【赤ダニに注意】外壁やベランダに赤い虫が発生する原因と対策|春〜初夏の住まいのトラブル
掃除・お手入れ
佐藤2025.06.19

「外壁やベランダに赤い虫が…」「窓の隙間から赤い虫が室内に入ってきた」
春から初夏にかけて、このようなお悩みが急増します。
これは「赤ダニ(タカラダニなど)」という小さな虫で、気温が上がってくるこの時期に発生しやすく、見た目の不快感や室内侵入のリスクがあります。
今回は赤ダニの発生原因と出やすい環境、侵入経路、効果的な掃除・対策方法、注意点をまとめてご紹介します。
赤い虫「赤ダニ(タカラダニ)」ってどんな虫?
赤ダニとは、体長約1mmの赤いダニの仲間です。人を刺したり咬んだりすることはありませんが、赤い体液をもっており、潰すと跡が残りやすいため注意が必要です。
赤ダニが発生しやすい時期と環境は?
気温:20℃〜30℃が最も活発に
赤ダニは気温が20℃〜30℃のときに最も活発に活動します。
そのため、春から初夏(4月〜6月頃)にかけての発生が特に多くなります。
- 15℃以下:活動が鈍くなる
- 35℃以上:活動が減少する
湿度と場所:乾燥した日当たりの良い場所が好き
赤ダニは湿度が低く、乾燥した場所を好みます。特に以下のような場所は注意が必要です。
- 日当たりの良い外壁やベランダ(南向きが多い)
- コンクリートや石の表面(熱を蓄えやすい)
- 雨が当たりにくく風通しのよい場所
エサがある場所にも注意!
赤ダニは、花粉・苔・カビなどをエサにして繁殖します。以下のような場所では特に発生しやすくなります。
- 花粉が多く付着するベランダや外壁
- コンクリートの隙間に生えた苔
- 植物が多い庭やバルコニー
赤ダニはどこから入ってくるの?

赤ダニは屋外に多く生息しますが、以下のような経路から室内にも侵入することがあります。
- 窓やベランダの隙間
- 衣服や荷物に付着して入る
- 風に乗って運ばれる
小さな虫ですが、いつの間にか家の中に入り込み、壁や窓際を動き回ることも。見つけたら潰さず、適切に対処しましょう。
赤ダニの効果的な掃除方法・駆除方法

1. 水で洗い流す(最も簡単で確実!)
赤ダニは水に弱いため、水をかけるだけでほとんど駆除できます。
じょうろやペットボトル等で水を流すだけでも◎
潰すと赤い体液が広がるため、こすらず流すのがポイント!
※塗り壁には高圧洗浄機を使用しないでください。
2. 濡れ雑巾やウェットシートで拭く
ベランダや窓際などは、濡らした雑巾やモップでやさしく拭き取ると赤い跡が残りにくいです。
使い捨てのウェットシートも便利です。
3. アルコールスプレーを使う
市販の消毒用エタノール(アルコール)をスプレーするだけでも駆除できます。
※ただし、壁紙や家具に使う場合は変色しないか目立たない場所で試してからにしましょう。
やってはいけないNG対処法
× 手で潰す
→ 赤い体液が広がり、壁や床が汚れてしまいます。
× 乾いた雑巾で拭く
→ つぶれて赤い跡が残りやすく、汚れが落ちにくくなります。
× 強い殺虫剤をまく
→ 雨で流れて効果が長続きせず、赤ダニにはあまり効きません。
赤ダニ対策のまとめ
状況 | 対処法 |
外壁やベランダに赤い虫が出た | ホースなどで水洗いする |
室内で見つけた | 濡れ雑巾やウェットシートでやさしく除去 |
壁や家具の近く | アルコールスプレー(変色の恐れあり) |
赤ダニを予防するためにできること
- 花粉や砂ぼこりが多い日はベランダをこまめに拭き掃除
- 植物周辺の苔やカビは定期的に除去
- 窓やドアの隙間をチェックし、虫の侵入を防ぐ

春から初夏は赤ダニの発生シーズン。
発生しても慌てず、「潰さずに水で流す」が鉄則です。
目につきやすい場所に現れるので不快ですが、適切な対処で快適な住まいを保ちましょう。
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- 記事を書いた人
- 佐藤 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
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