北海道の家をあたたかく保つ、セントラルヒーティングの上手な始め方 ― メモリはどう設定する?秋から冬を快適にムダなく過ごすコツ ―
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#お金のこと#セントラルヒーティング#パネルヒーター#冬#暖房#秋#設備
佐藤2025.10.22

北海道の秋は、朝晩の冷え込みがぐっと強まります。
「そろそろ暖房を入れようかな」「もう少し我慢してみようかな」と迷う時期ですよね。
そんな時こそ、セントラルヒーティングの特徴を活かすチャンス。
建物が冷え切る前にやさしく温め始めることで、冬の暖房効率がぐっと良くなり、燃料費のムダを防げます。
早めのスタートが、効率よくお家を暖めるポイント。
暖房を入れるベストタイミングは「寒いな」と感じた10月中旬ごろ
セントラルヒーティングは、空気を直接温めるのではなく、床や壁など建物全体をじっくり暖める暖房システムです。
そのため、建物が冷え切ってから運転を始めるよりも、外気温が下がり始めた10月中旬ごろからの運転開始がおすすめです。
早めにスイッチを入れて建物自体に熱を蓄えることで、寒さが本格化してからもやさしい暖かさが続きます。
ボイラーとパネルヒーターの設定は「低め」から
暖房のスタート時期は、気温の変化が大きい季節。
最初はボイラー温度を40℃前後に、パネルヒーターの目盛りは中央に設定しましょう。
外気温が一桁、または氷点下になる頃には、徐々にボイラー温度を50〜60℃前後に上げて調整します。
急に上げると燃費が悪くなるので、少しずつ温度を上げるのがポイント。
バルブの目盛りが8の場合

バルブの目盛りが5の場合

快適な室温の目安と管理のコツ
リビングに温度計を置き、室温が20℃以上であれば快適な状態。
もし20℃より低い場合は、ボイラーの設定温度が低い可能性があります。少しずつ上げてみましょう。
家の間取りや構造、家族構成、生活スタイルによっても適温はさまざまで、体感温度によっても違います。
それぞれの家庭に合った「ちょうどいい暖かさ」を探してみてください。

暖房は「つけっぱなし運転」が基本
セントラルヒーティングは、一度運転を止めると建物全体が冷えてしまい、再び暖めるのに多くの燃料を使います。
そのため、24時間つけっぱなし運転が基本。
秋の晴れた日でも、ボイラーが自動で運転を調整してくれるため、止めるよりも効率的なのです。
無理に節約しようとこまめに止めるより、一定運転の方が結果的に省エネになります。
暖房効率を上げるちょっとした工夫
- 家具でパネルヒーターの前をふさがない
パネルのバルブ部分には温度を感知するセンサーがあります。家具や物でふさぐと熱が伝わりにくくなり、効率が落ちます。ヒーター周りはすっきりさせましょう。
- カーテンやラグで熱を逃がさない
断熱効果のある素材を使えば、さらに省エネ効果が高まります。
ゆるやかに、あたたかく。家全体を包むセントラルヒーティングの魅力
セントラルヒーティングは、家全体をふんわりと包むように暖める「やさしい暖房」。
焦らず、早めに、そして無理なくスタートすることで、冬の暮らしがぐっと快適になります。
北海道の長い冬を、あたたかく、ムダなく、心地よく。
今年の暖房シーズンも、快適な我が家時間を過ごしましょう。
- 記事を書いた人
- 佐藤 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
お客様から「ありがとう。」「いつもご苦労様。」と言って頂けると、疲れも吹っ飛びこの仕事をしていて良かったと思えます。お役に立てるよう・お応えできるよう自分なりに頑張ります!植物のお手入れをしたり、息子と自転車で出掛けながらするたわいもない会話が、私の大好きな時間です。
