ジョンソンお仕事日和 “好き”をカタチに。ジョンソンホームズのコーディネーターという仕事
インテリア
2025.05.29
壁紙の色、照明の明るさ、持っている家具との相性…
家づくりの打合せでは、楽しさと同時に、悩みや不安もたくさん出てきます。
ジョンソンホームズでは、住まいづくりの世界観を熟知したインテリアコーディネーターが最後まで伴走します。
だからこそ、細やかな部分まで一緒に悩み、考えられるのです。
多くの時間を共にするからこそ、頼れる存在として記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ジョンソンホームズの住宅ブランド「アメカジ工務店」を中心に活躍するコーディネーター・木下に密着。
普段なかなか見えない仕事の舞台裏や、仕事への想いを聞きました。

「理想の暮らし」を形にする、縁の下の力持ち
―まず、コーディネーターのお仕事って、どんなことをされているんですか?
よく「色を決める人でしょ?」って言われるんですけど、実際はそれだけじゃないんです。お客様が「こんな暮らしがしたい」「こういう空間だと落ち着けそう」と話してくれる内容を、照明・素材・家具・動線…あらゆる要素を組み合わせてカタチにしていく仕事です。
お客様一人ひとりに寄り添ったアイテム選びや、長い目で見たご提案ができるように、新商品の勉強会に参加したり、打合せ後に内容を整理して図面やボードと照らし合わせたりしています。
また、オープンハウスの設営に出向くこともあり、実は裏方の業務もけっこう多いんですよ。
一番好きな業務はお客様との打合せです。お客様ごとによって好みや生活スタイルが違うので、楽しく臨ませてもらっています。

―自分も楽しく打合せしてくれるコーディネーターさんが担当だとお客様もきっと嬉しいだろうなと思います!やりがいを感じるのも打合せ時ですか?
そうですね。お客様の好みを初回の打合せでうまくつかめて、次の打合せで出した提案に「全部好き!」って言ってもらえたときは、思わず心の中でガッツポーズします(笑)。
お客様のドンピシャを探すのが楽しいんです。
あとは、引き渡しの時に「めちゃくちゃ気に入っています!」なんて言っていただけることもあって。お客様が満足そうにされている様子が伝わると本当に嬉しいです。

―お客様の事を真摯に考えて仕事をした分、満足に暮らしてくれているというのを知ることができると嬉しいですよね!そんなお客様との出来事で印象に残っている出来事はありますか?
たくさんありますが…お引き渡しの時にお手紙をいただいたことは、今でも忘れられません。また、年に1度のオーナー感謝祭で「木下さん~!」と声をかけて駆け寄ってきてくれる方もいて…ありがたいですね。
中でも、担当している住宅ブランド「アメカジ工務店」のファンの方は特に熱量が高くて、「次のモデルハウス、どんなの作るんですか?」と聞いてくださることも。すごく励みになります。
—–今までは楽しい話や嬉しい話等、プラスなお話しが多い印象でしたが、あえて逆のこと聞きますね。大変だったと感じたことはありますか?
もちろんあります。
例えば、打合せが集中するときや、モデルハウスの設計が重なるときは正直ハードです。
モデルハウスのコーディネートにかけられる時間は短いので、お客様の打合せと並行で進めるのは大変…。
でも、新しい商材やデザインを取り入れる楽しさもあるので、つい熱中しちゃいます。

─なるほど、そうなのですね。新しいデザインなども入れて作るモデルハウスというお話しもありましたが、これまで「満足度が高かった!」と感じたモデルハウスはありますか?
2021年に完成したアメカジ工務店の北郷モデルハウスですね。
設計段階で「めちゃくちゃかっこいい階段を使うぞ!」と決定し、そうとなったら!と、階段を主役に邪魔をしないように、でも素材感を出せるように階段横の壁に本物の木を使いました。

個人的にも好きなモデルハウスですし、完成後、階段メーカーのフォトコンテストで最優秀賞をいただいて、カタログにも掲載していただいています。
社内で話題にもしていただけることも多く、とても印象に残っていますね。
「新しいアイテムを取り入れたい」「でも予算や構造の制約もある」――そんなジレンマを乗り越えながらの作業は大変ですが、楽しいですね。
「好き」を突き詰めるお客様に寄り添って

—-アメカジ工務店のオーナー様は自分の「好きなこと」を自宅でも楽しみたいという方が多い印象です。木下さんはバイクを乗り回すようなライフスタイルではないと思うのですが、しっかりお客様のニーズをキャッチしてコーディネートされていますよね。どのようにお客様の「好き」に寄り添っているのですか?
アメカジ工務店のお客様は、アウトドアやバイク、クルマなど「自分の好き」を極めている方が多く、そんなお客様と出会うたびに新たなインスピレーションをもらうんです。
キャンプ仲間の集い、車好きのこだわりガレージ内の収納、テントやギアなど…お客様との会話が本当に私にとっては重要なtipsで。
雑誌やSNSからも常に情報をキャッチしていますが、暮らしの趣味が家づくりに直結するからこそ、オーナー様のリアルな声を聴きたくて取材等には同行したり、社内で車好きの人の話を聞いたりしています。

アメカジ工務店って、他のブランドとは一線を画すブランドだと思っていて。
流行っているものより自分の好きなものを大切にしたい人が集まるブランドだと思っているんです。
今の世の中は、シンプルでスタイリッシュなテイストが主流ですし、私は自分の車のタイヤは頼んで交換してもらう派です。
でも、私はお客様に寄り添い“流行”よりも“好き”を大切にするコーディネーターでありたいんです。その人の、その家族の世界観をどう表現するかを常に考えていますね。
これから挑戦したいこと
―これからコーディネーターとして挑戦したいことがあれば教えてください!
難しい質問ですね…。
ブランドの枠を超えて、もっと幅広い提案ができるコーディネーターになりたいと思っています。
特に、和のテイストには今すごく惹かれていて。ジャパンディのように上質でスタイリッシュなテイストをジョンソンホームズ流に提案してみたいなと思っています。
また、住宅だけではなく店舗のコーディネートにも興味があります!
ジョンソンホームズはインテリアショップも運営しているので、住宅だけにとどまらずに家具や雑貨、暮らし全体を提案できるのが魅力だと感じています。
これからも様々なことに挑戦していきたいです。

暮らしを、もっとたのしく。
暮らしに寄り添う提案を重ね、言葉以上の安心感を届けるコーディネーターという仕事。
「今の私だったら、昔よりもっと幅広い提案ができると思う」。経験を重ねる中で、そんな風に思えるのも、オーナー様の暮らしにずっと寄り添い続けているからこそ。木下さんの挑戦は、これからも続きます。
【話を聞いた人 】
ジョンソンホームズ 新築事業部 インテリアコーディネーター 木下
アメカジ工務店のコーディネートに従事。
最近は愛犬を飼ったことから、愛犬家住宅コーディネーターの試験に挑戦し合格。
愛犬と戯れるのが日々の癒し。