夏のお悩み、イヤ~なコバエ。発生させない対策、出てしまった時の退治法とは?
掃除・お手入れ
佐藤 恵2025.04.19
今夏こそコバエの悩みとおさらば!
毎年夏になると、オーナー様から「台所にコバエが出て気持ちが悪い。なんとかならないだろうか」というご相談を受けることが多くなります。
刺す、噛むといった実害はないものの、その姿を見かけるだけでどうしてもイヤな気持ちになってしまうコバエ。
発生させないための対処法と、発生してしまった場合の対処法をお教えします。
1匹でも見つけたら即、対処。特に要注意な発生場所、6カ所はココ!
コバエは体長2~5㎜程度のとても小さな虫。
網戸の小さな網目もすり抜けてしまうほどです。卵を大量に産み、すぐに孵化するという特徴も…。
メスは1週間~1ヵ月程度の寿命に500個もの卵を産むと言われています。
そして孵化するまでにかかる時間は、なんとたったの1日!
そのため「1匹だから見逃そう…」と油断せず、しっかりと駆除を行うことが大切です。
ところで実は「コバエ」という虫は存在せず、小さなハエの総称であることをご存知でしょうか。
コバエには次のような種類があり、それぞれ好む場所に特徴があります。
この「発生源」というのは、それぞれのコバエが好んで卵を産む産卵場所。
ここをこまめに掃除することで、孵化する前に駆除ができます。
家庭内で特にコバエの産卵場所となる可能性があるのは、次の6カ所です。
・食べ残しのある三角コーナー・ゴミ箱
・空き缶や空き瓶
・観葉植物・土
・ペットのエサやトイレ
・エアコン内部
・排水溝・排水管
この6カ所の掃除を徹底することで、コバエの発生はかなり防げます。
基本だけど大事! コバエを発生させないために注意したいポイント
家庭で出るコバエのうち、特に多いのはショウジョウバエ。特に発生しやすい暑い季節に、注意したいポイントを挙げてみました。
1.生ゴミは放置しない!
生ゴミを放置すればするほどニオイが発生。そのニオイに釣られてコバエがやってきます。
少しでもゴミが出たら、ビニール袋などで密閉してこまめに捨てるようにしましょう。
2.排水口のヌメリは除去!
排水口のゴミ受けのヌメリもコバエの大好物。
生ゴミ放置はもちろん、ヌメリも除去しましょう。
3.三角コーナーは置かない!
三角コーナーがあるということは、生ゴミを放置するということ。
気温が高い季節の間だけ三角コーナーを使わないという手もアリです。
退治しても退治しても現れるコバエにイライラしてしまう前に、発生しやすい季節は特にしっかり生ゴミ対策を行っておきましょう。
コバエ退治の方法は3つ。薬剤を使わない「めんつゆトラップ」もオススメです
では、発生してしまったコバエへの対処法はどのようにすればよいのでしょうか。
オススメの退治方法を3つ、紹介しましょう。
1.めんつゆ(またはお酢)トラップで駆除する。
2.スプレータイプの殺虫剤で駆除する。
3.捕獲タイプの殺虫剤で駆除する。
1.めんつゆ(またはお酢)トラップで駆除する
コバエが好きな調味料のにおいを使ったトラップです。
コバエの体は普段水を弾くようになっていますが、食器用洗剤に含まれる界面活性剤がかかると水を弾くことができなくなります。
そのためにおいにつられて一度トラップの中に入ると、そのまま沈んで死んでしまうのです。
すぐに効果が出ない場合もあるので、1週間くらいは様子を見ましょう。
殺虫剤を使用しないため、キッチン周りでも安心して使用できます。
【めんつゆトラップの作り方】
① 使い終わったペットボトルを1/5のほど切る。
② ペットボトルに1㎝ほど水を入れる。
③ ②の中に同じ量のめんつゆ(またはお酢)を入れる。
④ ③の中に食器用洗剤を数滴たらす。
⑤ コバエが好きな水回りや観葉植物周りに置いておく。
2.スプレータイプの殺虫剤で駆除する
見つけ次第スプレータイプの殺虫剤を吹きかけることで、すぐに死滅させられます。
また、ゴミ箱周辺や水回りなどコバエが発生しそうな場所にあらかじめ吹きかけておくのも効果的です。
・キンチョー コバエがいなくなる スプレー
・環境機器 天然除虫菊 キッチン虫スプレー
・キンチョー コバエコナーズ(キッチン用スプレー)
・おすだけコバエアーススプレー
などなど、さまざまな種類があります。
3.捕獲タイプの殺虫剤で駆除する
アース製薬が販売する「コバエがホイホイ」は、丸い容器の真ん中から、角のようなものが突き出た形状。
この突き出た部分はハエが止まりやすく、止まったハエはそのまま下にある隙間から内部に潜り込みます。
内部には殺虫剤の成分が含まれたゼリーが入っており、そのままケース内で駆除することができます。
アロマオイルを使った予防も効果的。コバエが嫌う「ペパーミント」の活用を
コバエが家のなかに入って来なくする「予防」も大切。
それには、コバエが嫌いなアロマオイルの香りで侵入を防ぐのが効果的です。
【コバエが嫌いな香り】
・ペパーミント
・ユーカリ
・レモングラス
・ローズマリー
特に、ペパーミントには強い忌避作用があります。
トイレや小窓など、出入り口となる場所の付近でこんな使い方をするとよいでしょう。
・アロマオイルをディフューザーに入れて使う。
・お湯と混ぜてスプレーにし吹きかける。
侵入予防だけでなく、発生源になる場所に小皿を置き、そこにアロマオイルを垂らしておくだけでも効果があります。
薬剤は使いたくないという方にもおすすめです。
網戸の耐久年数は5~10年。歪みや穴はないか、チェックを忘れずに
そしてもう一つ、家への侵入を防ぐために、網戸のチェックもしてみましょう。
コバエの体長は2~5mmと小さいので、網目をくぐり抜けることは可能です。
けれど、そこに歪みがあったり穴が開いていたりと入り口が大きければ、より侵入が簡単になります。
網戸の耐久年数は5〜10年です。過ぎている場合は網戸の張替えも検討しましょう。
イヤ~なコバエの発生、侵入を防ぎ、快適な夏を過ごしたいものですね!
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- 記事を書いた人
- 佐藤 恵 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ
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