草刈機・刈払機の選び方のコツ!種類や注意点、使用時の服装も解説

掃除・お手入れ

#アイテム#メンテナンス#一戸建て#夏#庭#春

はれ暮らし編集部2022.07.29

広範囲に効率よく草木を処理し、家周りの雑草退治に大きな威力を発揮する草刈機。

雪が溶けるとホームセンターなどで見かけることが増えますよね。

 

「あれば便利だろうな」と思いながらも、どれを選べば良いのか分からなかったり、なんとなく怖いイメージがあったりで、なかなか購入に踏み切れずにいませんか。

 

実は編集部メンバーの友人も草刈機を購入したのですが、選ぶ時にどこをどう比べればいいのか分からず、かなり迷っていました。

そこで、機械に詳しい人に草刈機選びのポイントを聞いてみることに。

 

草刈機初心者の方のための「最初の一台」選びのポイントや、使い始めに気をつけたいこと、草刈機使用時の服装の注意点などをまとめました。

草刈機の選び方のコツは?家庭用なら「電動式コードレスタイプ+樹脂刃」

結論から言うと、家庭用なら「電動式コードレスタイプ+樹脂刃」で十分!だそうですよ。

 

購入前には自宅の庭の広さと、草木の種類を把握しておきましょう。

草刈機のパワー、稼働時間、刈れる草の範囲を比べるときに必要になります。

 

また、誰が主に使用するのかも決めておきましょう。

重さや手入れの手軽さは一番使う人に合わせます。

 

その上で、以下のポイントをチェックして選んでいきます。

  • 動力源…ガソリン式/電動式
  • 電源の取り方…コード式/コードレス
  • 刈り方(刃の種類)…金属刃/樹脂刃/ナイロン刃
  • ハンドルの種類…両手ハンドル(Uハンドル)/ループハンドル/ツーグリップハンドル

 

では、具体的にどのような草刈機を選んだら良いか、次から詳しく見ていきましょう。

 

草刈機の選び方①プロならガソリン式、家庭用なら主流は電動式

プロが使用する本格的な草刈機はガソリンでエンジンを動かすタイプのもの。

ガソリンをエンジンオイルと混合して草刈機に入れる、という作業が必要です。

確かにパワフルで、頑丈な草木にぶち当たった時にも安定性があるのですが、重くて騒音が大きく、使用時に排気ガスが出るといった使いにくさもあります。

 

それに対して近年急速に普及しているのが電動式。

軽くて音が小さく、操作や手入れがしやすいため、極端に広大な庭があるとか、庭に竹林があるなどでない限り、一般家庭での使用には電動式がおすすめです。

 

ちなみに、ガスの「カセットボンベ」を使用する機種もあるようです(コンロ用のカセットボンベではなく、専用のものを使用します)。

 

草刈機の選び方②コード式?コードレス式?コードレスならバッテリー電圧とパワーに注目!

電動式の草刈機にはコード式とコードレスがあります。

 

コード式はバッテリーの心配をしなくてもよく、軽くて価格も手頃。

同規格のコードレスに比べ500g~1㎏程度軽く、1万円以下で購入できるものもありリーズナブルです。

稼働時間を気にせずに使えるのも良いですね。

反対にデメリットは、電源コードによる動きの制約があることです。

コードレスのメリットは、コードを気にせず、どこででも使える点。

一方で充電しておかないと使え稼働時間に制約がある(30分前後が主流)といったデメリットもありますが、一般的な庭なら30分あれば一通り刈ることができますよ。

バッテリーの分、コード式よりやや重めで、価格も1万数千円からとやや高めです。

 

コードレスを選ぶならパワーも気にしておきましょう。

製品表示に「10.8V」「18V」などの「ボルト表示(電圧表示)」があります。

この数字が大きければ大きいほどパワーがあり、使用可能時間も長いということ。

ただしボルト数の大きいバッテリーほど重くなります。

 

刈りたい草が柔らかい植物、たとえばスギナなどが中心であれば、それほど大きなパワーは不要なはず。

それに対して、頑丈なキク科植物が多いなら、14~18Vくらいのパワーがあるほうが良いかもしれません。

 

ちなみに「パワーがある」というのは「硬い草木に当たっても負けずに刃を回転し続ける力がある」という意味。

「刈れる/刈れずに回転が止まってしまう」の差だけでなく、抵抗感や衝撃がなくスイスイと草を刈っていける使いやすさ、疲れにくさにもつながります。

 

草刈機の選び方③刃は3種類、草木の硬さや使用場所で選ぼう

電動式の草刈機に使われる刃は「金属刃(チップソー)」「樹脂刃(プラスチックブレード)」「ナイロンコード」の3種類。

メーカー・機種によって「金属刃専用」や「金属刃と樹脂刃を付け替えられるタイプ」などがあります。

 

金属刃(チップソー)

一般的なのは金属刃。

ギザギザの数が多いと価格が上がりますが、硬い草木に当たっても抵抗感が少なくなります。

1枚約500~3000円です。

 

この刃のメリットは、樹木刃・ナイロンコードに比べて丈夫な点で、硬い草木(ススキ、笹、竹など)を刈るのにも向いています。

デメリットは、壁やコンクリート、石などに触れると傷をつけたり、割れて破片を飛ばす可能性があること。

火花が散って火災につながることもあります。

 

樹脂刃

金属刃よりはやや安全性が高いですが、壁や硬い草木に当たると折れる消耗品です。

庭先の短い草花を刈るのには最適。

1枚約100~300円です。

 

メリットは、ナイロンコードよりは硬めの草木も刈れること。

また、当て続けると刃の方が折れるので、壁やコンクリートを傷つけにくい、のも使いやすくて良いですね。

ただその分、硬い草木は刈れないというデメリットもあります。

 

ちなみに冒頭でご紹介した編集部メンバーの友人は、この樹脂刃の草刈機を購入しました!

実際に使ってみると、茎の太いガッツな草を刈る時に、刃に茎が絡まって止まってしまったり、樹脂刃が折れて飛んでしまうこともあるそうです。

 

ですが、「家の周りをぐるりと草刈りするには特に不自由はなく、便利!」と喜んでいました。

1枚の樹脂刃で1~3回くらい家周りの草刈りができるそうで、コスパも良さそうです。

 

ナイロンコード

柔らかい草花しか刈れない刃ですが、その分、壁やコンクリート、フェンスなどに傷をつけにくいのがナイロンコードです。

30メートル巻で約1000~2000円です。

 

硬い草木を刈れないというデメリットはありますが、メリットは壁などを傷つけにくい点。

建物のきわ、フェンスぎわなどの部分使いに便利です。

石にあたっても火花が散ることはまずありません。

 

草刈機の選び方④ハンドルは地形に合わせて使いやすいものを

ハンドルの種類は大きく分けて3種類。

ハンドルによって地形の得意・不得意があるので、特徴を知ったうえで選びましょう。

 

両手ハンドル(Uハンドル)

ホームセンターなどでもよく見かける、刃から伸びた棹(さお)にU字のハンドルがついているものです。

ハンドルを両手で握り、刃を平行に動かしながら使います。

安定感があり、平地で広範囲の草を刈るのに便利です。

作業する人と刃との距離が一定になるため事故が少ないのもおすすめのポイント。

 

一方で、体勢が固定されるため、傾斜や障害物の多い場所では扱いにくいという特徴もあります。

 

ループハンドル

ループハンドルは、棹に輪状の持ち手が付いているタイプで、片手でハンドルを持って使います。

 

刃を上下に動かすのが簡単で、両手ハンドルでは難しい傾斜や障害物が多い場所の草刈りもできるのが嬉しいポイント。

ただ、身体がねじれるような姿勢で作業することになり、長時間の作業や平地での草刈りには向きません。

 

ツーグリップハンドル

棹のグリップ部分を両手で握って作業するツーグリップハンドル。

しっかり握れるので、細かい作業がしやすいです。

広範囲や平地での作業には向きませんが、傾斜や障害物が多い場所では活躍してくれます。

 

初心者には扱いが難しく、腕への負担も大きいため、短時間で細かな場所を仕上げるのに適しています。

 

草刈機を使う時に気をつけたいこと

ようやく手に入れた草刈機ですが、動力で草木を切る刃物である以上、使い方を誤れば大きな事故につながります。

使用時に必ず守ってほしい注意点を確認しておきましょう。

 

  • 刃の付け替え、手入れなどの時には、単に電源・作動スイッチをオフにするだけでなく、必ずバッテリーを外す(コンセントを抜く)。
  • 刃に絡まった草を取り除く時にも同じ。安全スティック(※)があれば、面倒がらずに必ず抜く。
  • お子さんの手の届くところ、外から見えるところに保管しない。

 

「電源スイッチを切ったから大丈夫」などと、バッテリーや安全装置を外さないままでの手入れは厳禁。

「人には勘違い、機械には誤作動が付きもの」ということを忘れずに、慎重に取り扱いましょう。

小さいお子さんがそばにいる時の使用も絶対に避けるべきです。

 

※「安全スティック」とは「これを装着しないと、バッテリーを装着しスイッチを入れても作動しない」というような安全装置のことです。名称・形状はメーカーごとに異なります。

 

草刈機を使う時の服装について

実際に草刈機を使ってみると分かるのですが、硬い草木にあたるたびに抵抗・衝撃があったり、枝葉や石、土などが飛んできたりといったことが頻繁にあります。

草刈機が手から離れ、思わぬ方向に動き出すといった可能性も。

安全を確保するため、しっかり身支度をしましょう。

 

  • 帽子、ヘルメット
  • ゴーグル
  • 軍手
  • 長袖・長ズボン(袖や裾に広がりやダブつきがない、身軽なもの)
  • 滑りにくい靴(サンダル不可。長靴、保護プロテクターもおすすめ)

 

なお、初心者用の草刈機には、付属品としてゴーグルが付いてくるものも。

ベルト式のものは、取り扱い説明書の指示の通りにベルトの着用をしてください。

必要以上に怖がることはないのですが、十分に注意しながら事故なく使用してくださいね。

 

草刈機でお庭がさっぱりした後は「顆粒状の除草剤」を撒いておくと、再度草が生えてくるのを抑えられますよ。

 

はれ暮らしの他のコラムでお庭の雑草対策についてご紹介しているので、ぜひ合わせて見てみてくださいね。

 

草刈機の選び方のコツは誰が使うか、どこで使うかを考えること

草刈機にはたくさんの種類があるため、どんな場所でどんな草木を刈りたいかによって選びましょう。

 

家庭用の草刈機なら、電動式が軽くて音も小さく便利。

コードレスは便利ですが、選ぶ際にはバッテリー電圧やパワーも確認しておきましょう。

刃によっても、それぞれ刈れる草木の硬さや、壁やコンクリートへの影響が異なりますよ。

 

また、草刈機は取り扱いを間違えると事故に繋がります。

手入れの際は電源スイッチを切るだけでなく、バッテリーを外したりコンセントを抜いて、安全に作業ができるようにしましょう。

 

草刈機を使う時の服装にも注意を。

枝や石などが飛んでくることもあるので、ヘルメットやゴーグル、軍手、長袖長ズボンなど、体を保護できるものを必ず身に付けましょう。

 

「はれ暮らし」では、他にも住まいと暮らしをより快適にするコラムをたくさんご紹介しています。

ぜひ参考にして、住まいをもっと楽しんでくださいね!

 

記事を書いた人
はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ

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