部屋の乾燥対策の方法は?結露にも気を付けて加湿しよう!

生活

#パネルヒーター#マンション#一戸建て#冬#春#暖房#暮らし方

佐藤 恵2022.07.29

石油ストーブなどに比べ、室内の空気を汚したり、火傷や火事の心配が少ないセントラルヒーティング(パネルヒーター)暖房。

クリーンな暖房方式として、ほどんどのジョンソンホームズの住まいで採用しています。

 

ところがこのセントラルヒーティングには「室内が乾燥しやすい」という特徴も…。

 

また、最近は北海道でもエアコン暖房を使用する家庭が増えてきました。

エアコンの温風は、セントラルヒーティング以上に水分を奪います。

 

今回は、部屋が乾燥するとどんなリスクがあるのか、乾燥対策の具体的な方法をご紹介。

乾燥と合わせて問題になりがちな結露についてもご説明します。

 

しっかりと乾燥対策を心がけ、ご自身や家族の健康を守っていきましょう。

 

 

部屋の乾燥対策を怠るとこんなリスクが!人にも住まいにもダメージ大!

暖房を使う時、室温は18~22℃、湿度は40~60%くらいに保つのが心地よいとされています。

 

ところがセントラルヒーティング暖房の建物では、何も対策をしない場合、湿度が20%台になってしまうこともめずらしくありません。

オーナー様からも「特に寝室が乾燥して、寝ている間にカラ咳が出てしまう」というお悩みが聞こえてきます。

 

部屋が乾燥しているとどんなリスクがあるのか見ていきましょう。

 

人へのダメージ

乾燥によって喉や鼻の粘膜がダメージを受けると、ウイルスの攻撃を受けやすくなります。

インフルエンザや新型コロナウイルス感染症が心配なのはもちろん、カゼも引きやすく…。

 

また、肌の水分が奪われるので、肌がカサカサになったり敏感肌になりやすくなります。

肌のバリア機能も低下させて肌トラブルが起こりやすくなり、シワやシミもできやすくなってしまう危険も。

 

さらに、不快な静電気に悩まされる方も多いことでしょう。

 

家へのダメージ

人間だけではありません。

乾燥は、住まいにもダメージを与えます。

 

乾燥が進むと壁紙に隙間が生じることもあるほか、特にジョンソンホームズの住宅に多い「無垢材」の住まいでは、フローリングに隙間や亀裂が生じる可能性もあるのです。

 

また、空気が乾燥していると火災が発生しやすくなるという危険も。

家に使われている木材などに水分が少なくなると火がつきやすくなり、ついた火が燃え広がりやすくなってしまいます。

 

 

部屋の乾燥対策!効果的な加湿方法をご紹介

 

室内を加湿する簡単な方法には次のようなものがあります。

一つ一つの対策で得られる効果は小さいかもしれませんが、組み合わせて対策することで乾燥対策ができていることを実感しやすくなります!

 

少しの工夫で乾燥対策ができるので、ぜひ試してみてください。

 

加湿器を使う

乾燥対策として真っ先に思いつくのが加湿器に頼る方法ではないでしょうか。

加湿器を使えば、水を補給するだけで簡単に部屋の乾燥を防いでくれるので、忙しい方にとっても心強い味方です。

 

加湿器は特に乾燥しやすい部屋に置くことで、集中的に乾燥対策ができるのでおすすめです。

私自身は家で加湿器を2台を使用しています。

 

また、加湿器だけを使うのではなく、次からご紹介する他の加湿方法も併用すると電気代の節約にもなりますし、さらに効果的な乾燥対策ができます。

 

洗濯物を多めに干す

洗濯物を多めに干したり、各部屋に濡れタオルなどを干すことで乾燥対策ができます。

洗濯物には水分が含まれており、干している間に水分が蒸発していくので部屋を加湿することができるのです。

 

ただし、部屋に生活感が出てしまったり、風通しの悪い部屋に干すと洗濯物から生乾き臭がすることもあるというデメリットもあります。

生活感が出てしまうことに対しては、来客のない夜などの時間帯に干したり、外出前に干しておいて帰ってきたら畳むなど、干すタイミングを工夫してみましょう。

 

また、洗剤を部屋干し専用のものにすると生乾き臭など部屋干しのにおい対策ができます。

 

お風呂に入った後、浴室のドアを開け放つ

お風呂に入ったあとの浴室は、お湯による蒸気がたまっています。

お風呂のお湯をすぐ抜いてしまわずそのままドアを開け放つと、蒸気が外に出て部屋を加湿してくれます。

 

この方法は湿度が上がり過ぎる場合もあるので注意しましょう。

 

また、浴室内の天井や壁、鏡などには水滴がつきやすくなります。

水滴をタオルで拭いたり、水切りワイパーを使って取り除くのがおすすめです。

 

霧吹きで空中に水分を補う

霧吹きで空気中の水分を補うのもおすすめの乾燥対策。

何もないところに吹きかけてもいいですし、カーテンに水分を含ませるのも効果的です。

 

霧吹きはなるべく目の細かいものを選ぶようにしましょう。

 

また、床を水を含んだ雑巾で掃除したり、窓や冷蔵庫など面積の広いものを水拭きするのもおすすめです。

 

鍋物など水分の多い料理をする

リビングの加湿におすすめなのが、水分の多い料理をしたりお湯を沸かすこと。

鍋料理などは鍋からの蒸気で部屋を加湿することができます。

 

お湯を沸かすときは多めに沸かし、ふたを閉めずにやかんを温めるとさらに加湿効果が得られます。

 

温かい飲み物をテーブルに置いておく

リビングでは、温かい飲み物をテーブルに置いておくだけでも加湿効果があります。

飲み物から出る蒸気を利用するだけなので、簡単で取り組みやすい方法です。

 

水にコーヒーフィルターなどを差す

寝室では、マグカップなど大きめの器の中に水を入れ、コーヒーフィルターを差しておくのもおすすめ。

キッチンペーパーやフェルトでもOKです。

 

この時、水の中に10円玉を入れておくと、銅イオンが発生してカビ防止になるのでおすすめですよ。

 

就寝用の濡れマスクを使用する

睡眠中の乾燥が気になる方という方は、就寝用の濡れマスクを使用するのがダイレクトで効果的です。

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

部屋の乾燥対策、しすぎには注意!結露の対策方法

「寝室の乾燥が気になる」というお声が多い一方、例えば家族全員が一室で寝ているご家庭では「寝室の結露が気になる」というお悩みも耳にします。
結露の対策方法や、チェックすべき結露ができやすい場所についてご紹介します。

 

結露の対策方法

結露が生じたときに大切なのは、必ず水分を拭き取ること。

そのまま放置すると、窓枠やカーテン、パッキン(コーキング部分)などに黒カビが生える原因になります。

不衛生ですし、やがて黒カビが壁へと移り、壁紙がはがれてしまうこともあります。

 

結露に関するご相談を受けたとき、私たちはお伝えするポイントには次の3点があります。

ご自宅で次のポイントに当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

 

  1. 24時間換気住宅の場合、換気口を閉めていないか確認する(閉めていたら開ける)
  2. 加湿器の設定が高すぎないか確認する
  3. 寝室のドアを開け、空気の流れを作る

 

3に関連して、部屋ごとに大きな温度差を作らないことも大切です。

家の中に一室だけ特に寒い部屋があると、その部屋には結露が生じがち。

各部屋に温度湿度計を置いてチェックし、部屋ごとの温度差は3~5℃以下に抑えるとよいでしょう。

 

ただし、温度湿度計を置く場所にも要注意。

窓際は冷気の影響を受けやすいため、あまり窓近くに置くと正しい数値が出ない場合も…。

置く場所を変えたり何箇所かに置いてチェックしてみると、思わぬ発見があるかもしれません。

 

結露の対策には換気も重要なポイントです。

冬も換気は必要?暖かい空気を逃さず空気を入れ換える方法をご紹介!」で効果的な換気方法をご紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください!

 

結露が生じやすい場所

お子さんが多いご家庭の寝室、リビング・ダイニング、水回りの周辺は、湿度が高く結露に注意が必要なスポットです。

お子さんがいる場合、大人に比べて体温が高く発汗量が多いため、結露が生じる場合があるようです。

 

また、北側の部屋や玄関といった湿度が低い場所でも実は結露が生じやすいので、定期的にチェックしておきましょう。

特に北側にあるクローゼットは、盲点になりがちです。

気づかない間に結露し、黒カビが生えていることも多いので気をつけましょう。

 

時々扉を開け放って空気を入れ替えたり、サーキュレーターや扇風機で風を当て、空気の流を作るようにするとよいですよ。

 

 

部屋の乾燥対策は湿度コントロールがカギ!上手に加湿しよう!

部屋が乾燥すると、ウイルスや静電気の影響を受けやすくなってしまうだけでなく、家の壁紙やフローリングに隙間や亀裂ができてしまう可能性が。

 

そのようなリスクを防ぐためにも、乾燥対策をしっかりと行いましょう。

加湿器を使ったり、洗濯物やお風呂、料理の蒸気を利用したり、霧吹きで空気中の水分を補う方法があります。

 

また、リビングでは温かい飲み物を置いておいたり、寝室ではコーヒーフィルターやキッチンペーパーを利用した加湿方法もおすすめ。

就寝用の塗れマスクを利用するとダイレクトに効果が期待できます。

 

乾燥対策は大切ですが、加湿のしすぎは結露を発生させてしまうことがあるので要注意。

水滴が発生したらすぐにふき取るのが基本的な対策ですが、加湿器の設定を見直したり、部屋ごとの温度差をチェックするのも大切です。

結露が生じやすい場所は特に定期的にチェックしておきましょう。

 

乾燥と結露、それぞれ反対の性質を持つ問題を両方解決するのは少々厄介ですが、部屋ごと・場所ごとにこまめな工夫をしていくことが大切。

乾燥と結露対策を実践して、健康に快適に過ごしましょう。

 

はれ暮らし」では、暮らしや住まいに役立つさまざまな情報を発信しています。

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記事を書いた人
佐藤 恵 ジョンソンホームズ メンテナンス部 ジョンソンレディ

お客様から「ありがとう。」「いつもご苦労様。」と言って頂けると、疲れも吹っ飛びこの仕事をしていて良かったと思えます。お役に立てるよう・お応えできるよう自分なりに頑張ります!植物のお手入れをしたり、息子と自転車で出掛けながらするたわいもない会話が、私の大好きな時間です。

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