音楽とごはんは最高の友！BGMで楽しく演出してみましょう｜Pop Spoon 熊谷しのぶの《こどもとつくる最高のごはん時間》

無音の方が珍しい、食事の時間

突然ですが、お子さんのごはんの時間、ＢＧＭはどんな曲にしていますか＾Ｏ＾♪♪？

離乳食ランチ会中にその質問をさせていただくと、「えっ」と皆さん戸惑い、

「・・そういえば無音ですけど・・」
「あ、テレビつけっぱなしかも」

なんていうお答えが多いです。

レストランに食事に行ったとき、無音だったことってありますか？

（たまに　ラーメン屋さん、大将が真剣に集中して焼かれているような煙もくもくな焼き鳥屋さんなどは無音が逆に素敵な場合もあります…が（笑）

ダイニングバーや雰囲気のいいカフェで、そのお店に合ったＢＧＭだと、居心地いいですよね。

また、アスリートやアイドルグループの方々も、本番前に好きなＢＧＭを聴いて新たなチャレンジに向かえるようにしているそうです。

音楽で食欲アップ！名演出家になってみよう

曲が心地よいと感じると、ココロが踊り、前向きで楽しい気持ちになり、
ズバリ食欲アップ効果があるのです！

食事中ですから、オルゴールなどの落ち着いた曲調よりは、

お子さんがお好きそうなアップテンポな曲がよろしいかと思います。

その曲にキャラクターなどがいる場合は、そのお人形や絵本なども途中で登場させ、
「おじゃましまぁす♪おっ★とってもよく食べてるね。かっこいいゾ！ぼくにも一口ちょうだいよ♪」
なんてお母さんが声色を変えて言ったりして。とにかく
「ごはんの時間はなんだかたのしい。今日はなにがあるんだろ・・ママ、いっぱい笑ってるからうれしいな」
というワクワクした感覚を感じさせるよう、お母さんには「演出家＆名女優」になっていただきたいのです。

時計を置いて、食事時間を一定に

そうそう、ＢＧＭを掛け始める時、一緒にすると効果的なのが、時計を置くこと。

食卓テーブルに小さなかわいい置時計を置き、

「このながーい針がここまできたら　ごちそうさましようね～」
とするのです。

（１歳未満なら２５分～３０分間。１歳以上なら２０分～２５分間くらいが◎）
離乳食スタート期から時計を近くに置き、楽しく時間通りに集中して食べることを身に着けることが大切です。

やってみよう！ワクワクごはん時間のつくり方

（１）食卓にカラフルな食器や顔のついた食器に入れた離乳食を準備する。
こぼしてもいいように、下には新聞紙をばっと広げる。

（２）お子さんが好みそうなかわいい置時計を用意。

（３）座らせて「この針がここまできたらごちそうさましようね♡」と説明。
テンション高く「いただきま～す♪」
ＢＧＭスタート～～♬

（４）お母さんはリラックスした気持ちで見守る。別に無理して食べなくてもいいよ～♡食べなかったらママにちょうだいね～美味しそう～というテンションで、頬杖をつきながら・・・くらいでOK。

食べたらとにかく褒める♡
いい笑顔で大きく頷きながら、すごい！かっこいいね～と。

（５）時間になったらＢＧＭをストップ！

（６）お母さん、笑顔ですべて下げる。「ごちそうさま～♡」とやさしく“笑顔”で。
注：泣き叫ばれても、しばらくはやってみましょう。ＢＧＭをストップしてから、ごちそうさまの順番。
もちろん、前後の食べ方が少なすぎたり体調によっては長めに時間をとったり臨機応変に♪

まずは気軽にスタート。自分も一緒に楽しんで♪

正直音楽とかよりも……、何を食べるか。どのくらい食べるのか。
姿勢は。スプーンの持ち方。こぼさないか。喉つまりしないか。

そういったことで頭がいっぱいの日が多いでしょう。よくわかります。本当に。
ただ、ちょっと気持ちに余裕がある天気のよい日、あ、ちょっとやってみようかな♪と楽しみに思われたとき、ぜひ取り入れてみて♪

ちょっとした変化に気づけたらうれしくなりますし、お母さんも一緒に曲に合わせて身体をゆらゆらしながら、新しい視点で最高の食卓を♪♪