この秋に楽しみたい、しっとりスイーツ。札幌でお薦めの和菓子3選
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はれ暮らし編集部2020.10.08

この秋にお薦めのスイーツ、今回は和菓子編です。どのお店も真心のこもった手作りで、自宅用にも手土産にも喜ばれること間違いなし! 定番の人気商品に加え、この秋に味わいたい季節を感じさせる和菓子も紹介します。ほっこりした栗を贅沢に使う秋ならではの和菓子は、日本茶はもちろん、コーヒーや紅茶、秋の日本酒「冷やおろし」と合わせて楽しむのも粋ですね。
餅菓商 彩蔵(さくら)(西区):洋菓子テイストもあり。毎朝手作りの大福が人気
2015年に開店した「彩蔵」。その日の朝に作り、その日のうちにいただく〝朝生菓子〟が人気を呼んでいます。
店主の伊藤太久真さんは、宮の森で洋菓子店「レブリー」を営み長年愛されたのち「日本人として日本ならではの美味しいものを作りたい」との思いから和菓子の道へ。「和菓子はほぼ独学でしたが、生家が静内の菓子店で、父が働く姿を見て育ったことも技術を身につけるのを大いに助けてくれました」と話します。
特に人気の高い豆大福は、初山別産もち米に希少な上富良野産赤エンドウ豆を使った逸品。
なめらかなお餅と、風味と歯ごたえある赤エンドウ豆、十勝産小豆の餡、ほどよい塩気が一体となり、きっとまた食べたくなる味わいです。
桜餅が大好き、という伊藤さん。店名と同じ名の「彩蔵もち(さくらもち)」は、外は関東風の焼いた皮、内側は関西風の道明寺というユニークな品。草大福もヨモギの香りと味わいが口いっぱいに広がります。
▲左から豆大福180円、草大福170円、プレミアム極(きわみ)・苺大福300円、彩蔵もち160円
▲「奇跡の夏イチゴ」とも呼ばれるほど糖度の高い高級品種「夏瑞(なつみずき)」(東神楽町産)が入った「プレミアム極苺大福」。皮にも自家製イチゴソースが練りこまれ、名前にふさわしい贅沢な味わいです
▲「桜餅が大好き。一年中でも食べたい」という伊藤さんの思いがこもった彩蔵もち
この秋に特にお薦めしたいのは、洋酒が香るフランス産マロンペーストたっぷりの「ていね山モンブラン大福」(通年販売)。渋皮栗と練乳クリームを餅生地が包み込む、和洋折衷の大福です。
▲ていね山モンブラン大福300円 ※価格はすべて税別
なお、クリスマスには完全予約・数量限定でクリスマスケーキも発売。予約開始は11月からを予定しているそうです。「レブリーのケーキが懐かしくて…」というファンの皆さんには見逃せませんね!
餅菓商 彩蔵(さくら)
札幌市西区西野4条3丁目5-21
TEL. 011-301-3008
営業時間/9:00~18:00
休み/不定休
駐車場/なし
北の和菓子 四代 嘉心(かしん)(中央区):たっぷりのごまの中からコシのあるお団子がひょっこり!
円山、裏参道から路地に入った落ち着いた場所にある、風格を感じさせる和菓子店が嘉心。その前身は根室で1901年に創業し、札幌へ移転・開業したのは2004年のことです。金沢、東京で修業を積んだ4代目店主・高野嘉文さんが心を込めて腕を振るい、羊羹や最中、まんじゅうをはじめ、和の伝統を感じさせる和菓子が並びます。
嘉心の看板商品は何といってもこの「づくめ団子」。品のあるパッケージを開いて蓋を取ると、そこにはたっぷりの黒ゴマ。中に埋もれているお団子は柔らかくてコシがある絶妙の食感です。
保存料は使わず、上質の黒ゴマと和三盆の豊かな風味が味わえます。
▲づくめ団子(5本入り)780円。消費期限は当日中。お団子を食べた後、黒ゴマを料理に活用するレシピも添えられています
季節を感じさせる限定和菓子も四季折々に登場し、これからの季節は栗蒸し羊羹や南瓜餡の饅頭、11月に入ればひよこ豆のきんつばが楽しみです。
▲栗蒸し羊羹1200円(9月~冬)。生の栗をお店で手作業で剥き、じっくり甘露煮にしたものがぎっしり。しっとりしたやさしい甘さで手土産にもぴったりです ※価格はすべて税込
早い時間に売り切れとなる品も多いので、どれも確実に手に入れたい場合には予約がベターです。
北の和菓子 四代 嘉心
札幌市中央区南2条西20丁目2-20
TEL.011-623-0185
営業時間/10:00~18:00
休み/月曜、第2・3火曜
駐車場/3台
http://yondaikashin.sakura.ne.jp
福屋餅菓子舗(豊平区):意外な素材の組み合わせが驚くほどの美味しさ!
大福、どら焼きなどを中心に地下鉄南平岸駅近くで50年近く愛されたお店が、この夏、平岸街道沿いに移転しました。
北海道産、秋田産を独自にブレンドしたという餅生地は絹のようになめらか。看板商品は「コーヒー大福」で、コーヒーの苦みと餡の甘さ、クリームのコクが絶妙な美味しさです。多い日には1日600個近く売れることもあるそう!
さらに、初めて聞いた人はビックリすること間違いなしなのが「キウイ大福」。餡とキウイがこんなに合うだなんて、これはもう絶対に食べてみていただきたい感動の味! ややかためのキウイを熟成させ、程よい頃合いのものだけを使うのが美味しさの秘訣だそうです。
いずれもその日にお店で手作りしたものだけを販売し、消費期限は翌日まで(キウイ大福は当日中)。冷凍保存も可能で、自然解凍でおいしくいただけます。
▲手前から時計回りに豆大福115円、キウイ大福200円、コーヒー大福120円
この秋にお薦めの品はくり大福と栗入りどら焼。どら焼きはふわふわの生地から大きな栗がひょっこり顔を出し、見た目のほっこり感も印象的です。
12月頃には桜餅、イチゴ入り桜餅が登場し、毎年楽しみにしているお客さんも多いそう。
▲くり大福180円、栗入りどら焼120円 ※価格はすべて税込
いつもひっきりなしに客足の絶えないお店で、店主さん(右)、スタッフの皆さんもとても親切でフレンドリー。アットホームな雰囲気に気持ちも温まります。
福屋餅菓子舗
札幌市豊平区平岸2条12丁目3
TEL. 011-812-2936
営業時間/8:30~18:30(夕方以降、売り切れ閉店の場合あり)
休み/不定休(月2回)
駐車場/なし
- 記事を書いた人
- はれ暮らし編集部 ジョンソンホームズ
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