買って終わりじゃない!住宅購入後にかかる費用とその備え方【札幌編】

この方にお話を聞きました

鉋六さん
ジョンソンホームズ 管理部マネージャー
苗字が見慣れない方も多いかと思いますが、ほうろく、と申します。元々保険会社に勤めていて、AFP資格を持っています。
プライベートでは男の子、女の子の2児のパパです。車を運転することが好きで長距離ドライブも苦にならないので、最近の楽しみは自然豊かなキャンプ場で家族4人でのんびり過ごすことです。
この記事でわかること
主なランニングコスト一覧
固定資産税・都市計画税
- 不動産(土地・建物)に毎年かかる税金
- 札幌市の特徴:都市計画税の課税対象区域が一部に限定されているため、エリアによって税負担が異なります。
- 目安:年間10〜20万円(住宅の規模やエリアによって異なる)
火災保険・地震保険料
- 内容:自然災害や火災への備えとして加入が必要
- 目安:年間1〜3万円程度(地震保険は別途、火災保険料の50%程度)
修繕・メンテナンス費用
- 内容:屋根・外壁の塗装、給湯器交換、床の張替えなど
- 目安:年間5万〜10万円(将来の大規模修繕に備えて積立)
光熱費(電気・ガス・水道)
- 札幌市の特徴:
- 冬場の暖房費が高くなる傾向(特に灯油・ガス式暖房)
- 節電型設備やパネルヒーターなどの選択で差が出る
- 目安:月2〜3万円(季節変動あり)
通信費・町内会費・浄化槽管理費(該当地域)など
- 通信費や地域によっては町内会費、ゴミ処理費なども必要になります。
マンションと戸建てで異なるポイント
分譲マンションの場合
- 管理費・修繕積立金が毎月かかる(1〜3万円程度)
- 専有部分以外のメンテナンスは管理組合が実施
戸建て住宅の場合
- ランニングコストは自己管理が基本
- 外構や屋根など、計画的な修繕積立が必要
ランニングコストを抑える工夫
省エネ設備の導入
断熱性能の高い窓やエコジョーズ、取り入れることで、光熱費を抑えることが可能です。札幌市は寒冷地仕様の住宅が主流なため、断熱・気密性能にはこだわりたいところです。
また、太陽光発電など、初期費用はかかるものの、長い目で見ると光熱費の大幅削減につながる設備もあります。
「今は必要ないかも」と感じてしまいがちですが、将来のエネルギーコスト上昇を見据えた備えとして、一度は必ず検討しておく価値があります。
火災保険の比較
複数社の見積もりを比較し、必要な補償内容に絞ることでコスト削減につながります。
自分でできるメンテナンスの習慣化
フィルター掃除や雨どい清掃など、日頃からのケアで大きな修繕を防ぐことができます。
よくある質問
固定資産税は毎年同じ額?
建物は経年劣化によって評価額が下がるため、年々減額される傾向にあります。 ただし、土地価格の変動や評価替えの年は増減することも。
マンションの修繕積立金はずっと同じ?
多くの場合、築年数に応じて段階的に増額される仕組みになっています。
光熱費の節約方法は?
- 暖房の使い方(タイマー活用・温度設定)、LED照明、断熱性能向上などが有効です。
まとめ
住宅購入後にかかるランニングコストは、家計にじわじわと影響を与える重要な要素です。 札幌市のような寒冷地では、特に暖房費や断熱性能が大きなポイントになります。
戸建て・マンションを問わず、維持費を見込んだ資金計画を立てておくことで、暮らし始めてからの不安を減らすことができます。
“買って終わり”ではなく、”住み続ける”視点を大切にしながら、安心できる住まいづくりを進めていきましょう。
この記事を書いた人

草野 里佳
ジョンソンホームズ マーケティング本部
ジョンソンのお家に住み始めて1年ほど経ちました。正直最高です!
今年、小さな庭にふかふかの人工芝を敷いたのですが、家での時間がもっと楽しくなったのでおすすめです。週末子どもたちは、大はりきりで早起きして、朝食を作って、レジャーシートを広げて食べたりと満喫しています。