大雨が降ったら家ってどうなるの?

家づくり

#保険

深瀬2025.06.27

平成29年7月、九州北部で起きた豪雨を知らない方はいないですね?
雨で死者が出た、かなりショッキングなニュースとして、今もなお連日メディアで取り上げられています。

雨はどこの地域でも降るもの。雨で、家が崩壊する恐怖を感じた方も多いのではないでしょうか。

すでにマイホームがある方、マイホームを建築中の方、それぞれ大雨による被害があった場合、
守ってくれる保険があるのかをお伝えいたします。

大雨以外にも、例えば地震・風災・放火など、マイホームを所有している方には様々なリスクがあります。
「自分の身にはそんなことは起こらない」
そんな根拠の無い自信はないですか?

いざ!って時のために、自分の家にはどんな保険がかけられているのか、
これからマイホームを検討されている方は、どんな保険をかけるべきなのか、知っておくことをおすすめいたします。

【建築中】
建築中は、建物は建築会社の所有物です。
そのため建築会社が現場保険に入っているため、
火事・放火・水害・風災などの被害は保険で補償されます。
ただ、地震だけはどこの建築会社の現場保険でも保険が適応されることはありませんので、ご注意ください。

【建築後】
マイホームを持つ際、火災保険への加入が必須です。
火災保険の対象は大きく4つに分けられ、建物・家財・地震・その他(近隣の建物損害補償など)があります。
建物の中に、火災・風災・水災などの補償はありますが、
一口に水災と言っても支払い限度額を選択できるので、
補償の割合が大きくなれば保険金額も上がり、その逆も然りです。
そして水災の被害の程度によっても、保険が適応されるか否かがあるので、
要注意ですね。
また、地震保険だけ単独で契約することはできず、火災保険と一緒に加入する必要があります。
じゃあ結局、どんな火災保険に入れば良いの?と思いますよね。

東日本大震災以降、地震保険の需要は高まりました。
しかし、車の保険や医療保険もそうですが、あくまで保険は保険。
何も起きなければ、かけたお金が無駄になってしまうし、
何か起きた時のことを考えると、万全な保険を選ぶのが正解なのか、
とも思いますよね。
結局は個人の考え方なのです。

今回は、大雨が降った場合を想定しましょう。
先ほども述べましたが、火災保険で水災の補償はありますが、
水災の程度によっては補償がされないのです。
下記のいずれかに満たした場合が、補償の対象となります。

・建物評価額の30%を超える損害
・床下浸水または地盤面より45cmを超える浸水を被った場合

要するに、結構な被害が出ないと補償の適応外ということです。

北海道で過去に、大きな水害があったか調べてみると、
補償が適応されるレベルの水害は、
昭和56年、500年に一度の洪水と言われる水害が起きて以来、一度もないそうです。

また北海道は雪の町なので、雪の降らない地域に比べて、排水設備が整備されているとも言われています。
一度自分の住んでいる地域や、これから家を建てる地域が、どんな地域なのか
ハザードマップなどで調べると良いでしょう。

最後に…
保険に正解はありません。

家は高い買い物なので、保険選びも人任せにせず、自分で納得して選択をしましょう。

記事を書いた人
深瀬 ジョンソンホームズ メンテナンス部

家族と一緒に行動が好きなので、3人娘と奥さんを引き連れ、山と海にキャンプに出かけてます。お客様と一緒に家の悩みを必ず解決出来るように日々努力しています。

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